みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

不人気な楽天バランス(債券重視型)を買ってトライ

国内債券が外国債券がドルが円が為替ヘッジコストが‥とグルグルした結果、楽天バランス(債券重視型)にたどり着いた話です。

と言いつつ、素直に海外ETFの債券を買うほうが王道な気がしています。

楽天バランス・インデックス(3タイプ)

楽天バランスは楽天全世界株(VT)と為替ヘッジ有の世界債券(楽天・全世界債券インデックス(為替ヘッジ)ファンド)を組み合わせるバランスファンドです。(VT:バンガード・トータル・ワールドストックETF)

【楽天・インデックス・バランス・ファンド】つみたてNISAの後半戦に活躍? - みとべのできるかな

3タイプあって

  • 株重視:株70%、債券30%
  • 均等:株50%、債券50%
  • 債券重視:株30%、債券70%

投資する人のリスク許容度によって選べるように3タイプそろえてみたけど、それが返ってイマイチ人気がでない理由かもしれません。

2018年7月からスタートして、2020年9月で純資産額は株重視:52億円、均等:9.6億円、債券重視:15億円

あんまり人気ないですね、楽天VTは500億円ぐらいあるんですけど。

まるごと投資!『楽天・インデックス・バランス・ファンド』シリーズのご紹介 – 楽天バンガードHEADS

楽天バランス(債券重視)にたどり着く

資産運用は全世界株式をメインでやってます。それと現金(定期預金や国債もあり)。でも資産額が大きくなってきて、世界株以外のところがどうもしっくりこない。

外国債券(為替ヘッジあり)が安心クッションなのか悩む - みとべのできるかな

ようするに、現金や定期や国債のリスク低いチームが大きくなり過ぎると扱いに困るのです。まとまった資金を現金のまま普通預金に放置って何か落ち着かない。

1年定期とか満期が短いと預け直すのがめんどくさい、でも、高金利の定期預金みたいに3年とか5年とか拘束されたくない。

個人向け国債0.05%か‥‥、つまんない。国内債券ファンド‥‥、イマイチ。まだ定期預金のほうがいいかな。

世界株式と現金の、その間の調整役のような、値動きが優しい(リスクが低め)で、数年ほっとける、必要な時には解約できる(流動性がある)投資先がほしい。

投資はなるべく自動化したいから、やっぱり投資信託かしら。

外国債券の為替ヘッジ有がメインで、株がサブで入っていてリバランスを自動でやってくれるバランスファンドがいい。

そのために、コストがちょっと高くても、それは仕方ないと思う。

という流れから、楽天バランスインデックスファンドの債券重視型にたどり着きました。

リスク低めと侮るなかれ

債券がヘッジで70%だから平和な時は値動きは小さいはずです。

だがしかし、債券で為替ヘッジが70%でも、株30%が入っているので、リスク低めと侮ってはいけません。

債券も株も大きな暴落ではそろって下落するので、株100%だと50%下がる(半分になる)ところを、その半分、20%~25%下がる(4分の1ぐらい下がる)程度になるイメージです(個人のイメージです)。

なだらかな右肩上がりをイメージしすぎると痛い目を見そう。

shintaro-money.com

コストさらに高くなるかも問題

債券重視型は、債券70%って多すぎ高齢者用?、コスト高すぎるから期待リターンをだいぶ下げるぞ(実質コスト0.39%!!)、そもそも為替ヘッジコストは上下するし把握が難しい、とか、不評が多いです。シャープレシオが高めなのは良いですね。

NightWalker's Investment Blog」から為替ヘッジのありとなしの使い分けについて。

nightwalker.cocolog-nifty.com

www.nikkei.com

為替ヘッジのありなしの比較と使い方がまとまっていて参考になりました。リンク先の日経の記事も無料登録で読めます。

為替ヘッジのコストはその時の金利差によって変わるので、ピッタリ〇〇円って把握するのは難しく、為替の急変時にはヘッジコストも急変しちゃうかもしれません。

為替ヘッジなので、もちろん円安の値上がりの恩恵は受けられません。それなのに円高では高コストが発生して為替ヘッジなしを超えないかもしれません。

踏んだり蹴ったりな感じ

nightwalker.cocolog-nifty.com

バランスファンドに組み入れた時のトータルの動きとして、特に金利差が広がったり、為替の急変イベントが多かった場合、理想の値動きから外れるような、個人的な予感がします。

ぶっちゃけ、コストが色々かかった結果、債券部分のリターンはコストで相殺され、残る株30%とリバランス効果でリターンを補う、かもしれません。

書けば書くほど、買う理由が薄らいでいきます‥‥

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人気がないけど買ってトライ

債券の為替ヘッジ、やっぱり気になるし、これだけグルグルしたので、買ってみましょう。

人気がないけどつみたてNISAのファンドだから、早期償還はないと信じます。可能性はゼロじゃないので、他の人には勧めません(笑)。

誤解のないように書くと、保有中の定期預金や現金はそのままキープする予定です。

無リスク資産の比率は重要、問答無用で私の中で最重要。平常時はもったいなく思えちゃうけど、安寧な生活には無リスク資産が重要です。暴落時には、キャッシュ(現金)イズキングです、それだけは忘れちゃダメ。

投資のうち半分は株をおおよそキープしながら、楽天バランス(債券重視型)は調整役で使います。

無理には買わず、全世界株の投資信託をリバランスで売ったり、この先、現金が増えて扱いに困ったり、そんな時の投資先。

まずは、10月から楽天証券の特定口座の毎月積立で、500円買ってトライです。

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債券投資なら、BNDとかAGGとか素直に買った方がいいのか、今も迷ってますが、まあ買ってみてしばらく持って、しっくりこなかったら次の物を試そうと思います。

そう言えば、ニッセイ外国債券(為替ヘッジなし)の投資信託は数年持ってみたけど、しっくりこなかったので売却しました。

今回の楽天バランスはどうなるのか、数年はお試しで持ちたいなと思います。 

【補足のレポート】

債券じゃなくて株のほうで、ニッセイの為替ヘッジに関するレポートでは米国株は為替ヘッジ不要、ヨーロッパや新興国の株は為替ヘッジメリットありになってました。地域によりメリットが違うのが面白いです。

https://www.nli-research.co.jp/files/topics/66320_ext_18_0.pdf