投資ブロガーが1年間のうち、もっともお勧めの投資(株とか投信とか)を発表するベストバイ・ストック。「氷河期ブログ」のななしさんの企画です。日めくり企画をありがとうございます。
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今年のベストバイストック Advent Calendar 2022 - Adventar
前日の13日のYS | ドル円観測日記管理人さんからバトンをつないでます。
本日は私のベストバイ、その1、その2、その3、3つもあるベストバイ???をご紹介します。
ベストバイその1
ベストバイ・ストックその1は、今年いちばん買った投信です。2月から買い増しを続けました、楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)です。
債券が70%で為替ヘッジ有だから、値動きを穏やかにしてほしい、リセッションしたら円高くるかもしれないから、防御したい。(急な円高には為替ヘッジの効果は薄れるので注意)
株が30%だから、債券と株で上手くバランスをとってくれるはず、機械的にリバランスしてくれるから、手間がなくて楽だし、悩んだり忘れたりする自分よりましなのでは?
ヘッジコストが不利なのは知ってるけど、ほったらかせるバランスファンドを選びました。
地味で人気がないよ
人気がない理由をまとめてみました。投資するにしてもしないにしても、為替ヘッジの弱点は知っておきたいです。
- 日米の金利差拡大で為替コストが拡大するから、外国債券が国内よりも高金利だったとしてもコストで相殺されて意味ないでしょ?
- 長期投資なら為替の影響は無視できるので為替ヘッジ、不要では?
- 為替が上下に急変する時には、ヘッジコストがさらに拡大するし、理論値からの乖離が大きくなるかもしれない。つまり急な円高は為替ヘッジ効果が弱まる可能性大(リーマンショックでは実際そうだった)
- 純資産額が38億円しかない、つみたてNISA対象だけど、大丈夫?
年金機構の外国債券(為替ヘッジ有)を国内債券として活用、を参考にしてるんですけど、2019年のマイナス金利から変化して、2022年の金利上昇局面での組み入れ比率は謎です。表示してほしいな、どれぐらいの保有率なんでしょうか?
2022年は株&債券が最弱
米国株S&P500と10年米国債券を伝統的な配分60/40で投資した年間の成績が面白いです。株と債券60/40の配分は、大きく負けにくい、ディフェンシブな配分として知られています。
株と債券、両方が下落したのは1931年、1941年、1969年、2018年、2022年の5回だけです。その中でも両方が10%以上も下落したのは2022年だけです。2008年(リーマンショック)は株安だけど債券高でした。
米国S&P500と10年米国債券に60/40で投資した場合、2022年の投資成績は-21%で、株と債券が10%以上も下落した、唯一の年(株と債券の両方が弱い)でした。
With total return data going back to 1928...
— Charlie Bilello (@charliebilello) 2022年10月5日
# Years in which both S&P 500 and 10-Year Treasury Bond were down?
5 --> 1931, 1941, 1969, 2018, 2022
# Years in which both S&P 500 and 10-Year Treasury Bond were down more than 10%?
1 --> 2022 pic.twitter.com/5g2kUPBxA9
楽天インデックスの投資成績
楽天インデックスバランス(債券70%)、投信としては年初からのリターンは-9%ぐらいで、債券ファンドのわりには大きな下落でした。
インフレ対策で金利上昇が進んで、債券価格はひたすら下がりました。国内債券ファンドですら年初のリターンが-4%で、こんなに債券が下がる年は初めての体験です。
私が保有している楽天インデックスバランスの成績は、2月から12月の積立で平均単価が下がってるのと、年末の損益通算で、12月は-2%ぐらいになっています。
円安の効果も為替ヘッジ有で相殺されてしまうので、最弱の投信をコツコツ積み増した年になりました。
ベストバイその2
ベストバイストックその2は家族とか友達にお勧めする投信です。やっぱりeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)ですね。全世界株100%で、日本5.3%、先進国83.3%、新興国11.0%ぐらいの比率です。
世界分散、低コスト、純資産大きい、3つ揃って文句ありません。ちなみに米国は60.5%なので、米国派の人はもっと米国比率が高い別の投信を押すと思います。
子ども2人のジュニアNISAもオールカントリー100%にしました。私の特定口座でも保有していて、我が家のアセットアロケーションの中で、最もたくさん持ってるのがオルカンです。
ベストバイストックでも2019年、2020年とオルカン、2021年は記事なしですが、やっぱりオルカンだったので、もはや殿堂入りですね。
ベストバイその3
ベストバイストックその3は、今年、一番上がった、リターン率が高かった投資です。
インデックス投資は世界株(オルカン)とか年初来のリターンが3%で振るわず、趣味でやってる株からの紹介になります。
円グラフは投信以外のポートフォリオで、今年は国内ETF2558(米国S&P500)を買い始めました。インデックス投資とは別に、日本株+2558で趣味の投資やってます。
今年の調子が良かった株を見てみると、年初から三井倉庫HDが43%上がって、トップでした。ベルテクス(5290)と思いきや、ベルテクスは年初来38%だったので、三井さんのほうが元気がよかったです。
意外と為替の動きに連動しないんですね、後でまとめて暴落するのかな?と不思議な気持ちです。細かい分析しない派なのでこんな感じです。
でも20株しか買ってないので、利益はちょっとです。こんなに上がるなら、たくさん買っておけばと後悔してますが、そもそも買った時に自信がないからたくさん買えないので、自分の判断力不足です。
ベストバイが3つもあって楽しい
今年は、一番買った投信、一番お勧めの投信、一番上がった株、の3つのベストバイストックをご紹介しました。
ベストバイが3つもあって楽しい1年でした。インフレ、金利上昇、円安からの円高巻き戻し、にぎやかな相場は飽きません。エンタメ気分で参加してます。
めんどくさがりで興味本位で、最弱の投信を買ったり、日本株で悩んだりしますが、アセアロと現金比率はキープしているの安心して投資ができた1年でした。
私の良いところは気分屋だけど欲張りすぎないところです。(自分で言うのもなんですが)
来年も油断しすぎず、相場からは適度に離れて、欲張りすぎないけど遊び心も忘れずに、投資は自動積立をメインでほったらかしで、がんばらずにゆっくり続けたいと思います。
今年も相場で生き残れて感謝しかありません。来年も、私も皆さんの投資も幸多かれとお願いします。神様頼みましたよ。
ベストバイストック2022
明日の15日はDr.かずさんです。めっちゃ理論派でテクニカルなお医者さんです。
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