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子ども2人の保育料は、幼児教育無償化でいくら安くなる?

【2021年4月更新】

フルタイム(時短なし)の共働き家庭である我が家は、2人の子どもが認可保育園に通って、上の子は小学校に上がりました。

東京じゃない、地方都市に住んでいます。2人ともゼロ歳から始めは認可外保育園に入って、次に認可保育園に移動しました。

2019年10月から始まる幼児教育無償化で、我が家がの保育料がいくら節約できるのか試算してみました。

国が定める保育料金の基本ルール

まずは国が定める保育園料の基本ルールです。

  • 住民税額(≒世帯年収)で決まる
  • 9月に前年度住民税から当年度住民税基準に切り替え
  • 子どもの人数で割引あり(自治体により違う)
  • 認可保育園の方が認可外保育園より安い(場合が多い)
  • 2019年10月から3歳から5歳の幼児教育が無償(NEW)
  • 延長料金は別途請求
  • 保育料は国が定める上限額の範囲で、それぞれの自治体(市町村)が決める

2019年10月より3歳から幼児教育無償化(制限あり)

2019年の10月から幼稚園や保育園の利用料金が無償化されました。

国が公表している幼児教育無償化のイメージ(下の図)を参考にすると、

共働きorシングル家庭では、所得の制限なく、認可保育園で3歳から全額無料です。認可外保育園は月額3.7万円まで無料と制限があり、認可外保育園の場合は保育料金の一部負担が残りそうです。

幼稚園の場合ですが、共働きorシングル家庭or専業主婦(夫)家庭で幼稚園なら月額2.57万円まで無料。幼稚園と預かり保育を組み合わせる場合、共働きorシングル家庭で幼稚園+預かり保育なら月額3.7万円まで無料(専業主婦(夫)家庭は有料)。 

この条件なら認可保育園と幼稚園のほとんどが3歳以降は全額無料、認可外保育園は負担は軽くなるけど一部有料かもしれない、というイメージです。(保育料の高い私立の幼稚園とかは、一部有料でしょう)

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https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/kodomo_mushouka/pdf/h300531_houkoku.pdf

同じ年収でも自治体により保育料金が違う

同じ世帯年収でも住んでいる自治体によって保育料は違います、東京のほうが平均の年収が高いので、保育料金は地方のほうが東京より高い傾向があります(絶対ではない)。

保育料がどの程度になるのかは住んでいる自治体の平均年収により違います。

例えば、同じ年収800万円の世帯が、東京と地方、違う地域に住んでいるとして、

  • 東京だと、周辺地域の平均世帯年収が高めなので、世帯年収800万円は高収入とはみなされません。
  • 反対に、大都市じゃない地方だと、周辺地域の平均世帯年収は低めなので、世帯年収800万円でも高収入とみなされます。

だから同じ年収でも保育料は住んでいる自治体(市町村)によってかなり違います。住んでる地域の周囲の世帯と比較して高いか低いかっていう、ローカルな基準を元に保育料は決まります。

地方に住んでいる我が家よりも、東京に住んでいて年収が高い世帯のほうが保育料が安いケースをブログでもよく見かけます。

第2子の保育料の推移

認可外保育園での一時保育

仕事復帰前でしたが認可外の保育園をキープするためにゼロ歳で一時保育に行きました。

しかし、哺乳瓶とミルクを嫌がって、毎回、予定より短い数時間で帰され、なんのかんのと数回しか預けられなかったです。1か月で数回の一時保育の保育料は合計で16200円でした。

新設の認可保育園に移動

仕事復帰と同時に新しくできた認可保育園になんとか入ることができました。

上の子が保育園にいると、下の子は第2子半額の対象なので保育料が半額です。

わあーい。

保育料は半額で2万4千円、けっこう高い。

なんと春から第2子無料

私の住んでいる市ではこの春から制限なしで保育園の保育料が第2子全額無料になるようです。

すごいぞ、無料だ。

この先の保育料を予想してみる

気になって、認可保育園に子ども2人が通い続けることを前提に、この先の保育料を予想してみました。

まずは上の子

ゼロ歳で入園してからの保育料はこんな感じです。

(図は適当なフリーハンドなのでおおよそで見てください)

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上の子の保育料の記事はコチラ↓

産休・育休後の復帰は保育料が高い、年の差があると第2子半額も受けられない - みとべのできるかな

現在は自治体の保育料の基準が改定されて月3万3千円です。

2019年4月から、前年の産休育休による私の収入激減が反映されて、保育料も減るはずなので月1万7千円になる予想です、たぶん

→訂正:4月からも保育料は同じ3万円3千円のままでした、前年の収入が反映されるのは9月以降です。2019年9月の保育料は2万4千円に下がりました。

そして幼児教育無償化のおかげで2019年10月から2020年3月までの半年間は我が家は保育料ゼロ円になります

→訂正:2019年10月から保育料が無償化されて、給食費の一部は保護者負担になりました。5歳年長組で月6千円ぐらい。

給食費や園バスなどは有料

幼児教育無償化が始まる前に、保育園からお知らせが来て、給食費の一部は保護者負担となることを知りました。

ネットで検索すると、給食費も8千円だったり、園バスがあるところはさらに上乗せして、月当たり1万円以上の費用が発生したり、それぞれの幼稚園・保育園、その自治体によって、幅があることがわかります。

今まで違うのは、幼児教育無償化の対象となる3歳以降は、幼稚園・保育園に支払うお金は、高収入世帯でも低収入世帯でも、世帯年収とは無関係に保育料は数千円から1万+αの間になる、ということです。

ちなみに、時間外の保育料は、幼児教育無償化とは関係がなく、今までと同じ金額で、別途費用が発生します。

そして下の子

下の子は2019年4月から1歳クラス(1歳になっており、これから2歳誕生日をむかえる)です。

第2子無料のおかげで、2019年4月から2020年3月まで保育料は無料です。

2020年4月からは上の子が小学生になってカウントされなくなるので、下の子は第2子無料の対象から外れます、悲しい。

2020年4月から下の子は2歳クラス(2歳になっており、これから3歳の誕生日をむかえる)になったけど、保育料は無料のままでした。保育料が変わるのは年度の後半からなので、2020年10月から2021年3月まで5万+数千円、6か月間で30万円overの保育料になります。

3歳の誕生日を迎えた後の年少(これから4歳になる)では保育料無償化の対象になるので保育料(予想だと3万円3千円)は無料になる予想。

その後、卒園するまで保育料は無料です。ただし、月6千円の給食費は必要

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2人合わせた保育料の推移

下の子と上の子の保育料を合わせた、これからの保育料の予想は下のような感じになりました。横の軸は下の子の年齢で、同じタイミングの上の子の保育料も重ねました。
図は適当なフリーハンドなのでおおよそで見てください。

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なにこの上下落差、アップダウンがすごい

図にしてみると、

  • 2019年4月から保育料が安くなって、10月から半年は保育料は無料。(ただし、月6千円の給食費が必要)
  • 上の子が小1になって、下の子が第2子無料の対象外になります。2020年10月から2021年3月までの半年間は、保育料が満額(5万円+α)で復活します。
  • 年少(3歳)から上のクラスは保育料が無料、ただし、月6千円の給食費が必要。

ということがわかりました。

保育料無償化で、いくら安くなる?

上の子は月2万4千円が半年間無料、ただし月6千円の給食費が発生するので、差引月当たり1万8千円の節約、半年の合計で10万8千円の節約です。

下の子は年少と年中の3万3千円(予想)と、年長の2万5千円(予想)の3年間無料、ただし月6千円の給食費が発生するので、差引月当たり2万7千円と1万9千円、3年間の合計で87万円6千円の節約です。

ということで、保育料無償化のおかげで我が家は子ども2人合わせて98万4千円(予想)、節約できる予想です。

ただしこれは私が現在の収入を維持して、下の子が小学校に入るまで働き続けることが前提の計算です。

そこまで働く自信はまったくありません、取らぬ狸の皮算用ですね。

まとめ 保育料のアップダウンがすごい

  • ゼロ歳から2歳までは自治体ルールや子ども2人の年の差によって保育料のアップダウンがすごい
  • 年の差が少ない方が第2子半額や無料の恩恵を受けやすい
  • 高い保育料を払っている(高収入や地方住み)ほど無償化の恩恵を受ける
  • 年少(3歳)より上は保育料は無料になるが、給食費などの一部負担が発生、世帯年収とは無関係に月当たり数千円~1万円前後の負担
  • 地方住みで子どもの2人の我が家の場合は、98万円ぐらいが無償化で恩恵(節約)を受けるかもしれない

自治体の保育料のルールや基準はこれからも変更があると思うので、計算した金額は、あくまで我が家の場合の1例なので、参考程度に思ってください。