下の子は小規模保育園に通ってまして、小規模には3歳までしか通えません。3歳で卒園。認可保育園は全滅だったので、コロナ禍のなか4月以降の預け先を探して彷徨った話です。
小規模保育園の大きな加点
両親が働いている小規模園にいた3歳までの子は、4歳からの預け先がないと、最悪、親が仕事を辞めることになります。地域によりますが、小規模を卒園して他所に移動する家庭には、すごい加点が付きます。
子どもの家の持ち点数で、保育園に入れる順番が決まります。
だがしかし、下の子の同じ年齢層の人数が多いのか、幼保無償化と共働きが増えて預けたい家が多いのか、小規模保育園の加点があっても、移動できる認可園はほぼありませんでした。去年の秋の時点で認可園、ほぼ全滅。
認可の4歳(年少)の空きがない
家の周りは駅近の立地なので保育園はいつくかあるんですが、4歳年少(3歳すぎてこれから4歳になる)クラスの空きが、ほぼありませんでした。
小規模保育園の大きな加点に加えて、家庭の諸事情(低所得&シングル)の人が、運よく入れるレベル。
小規模保育園からの移動は大きな加点が付くから、ほぼ移動できる、といった前情報があったんですが、現実は全く違いました。安易に、「移動できる」って信じちゃダメですね。
行政から情報を聞き出す
認可保育園は、春に入園とか移動が多いので、前年の秋ぐらいに一斉に申し込みが始まります。(認可外園(民間)と幼稚園はそれぞれ個別に申し込みます)
行政の保育園担当の窓口に行って、行きたい認可園の第1希望から第5希望まで書きます。
保育園に入りたい、預けたいなら、申込だけで帰っちゃダメです。
この時、行政は翌年の春の4歳年少の空きがあるのか、おおよそ把握していますが、詳しい情報はいちいち教えてくれません。希望の園の名前とか場所とか探してくれるだけ。
小規模園からの移動で加点が大きくても、さらに点数が高い人、そもそも希望する園に空きがなければ、申し込んでも無駄です。
申込時点の空き情報をつかむことが大事なので、できるだけ行政が持っている情報を聞き出します。時間がかかっても、担当外のことでも奥から資料を持ってきてもらいます。
- 第1から第5希望の認可園、空きは1枠のみ(入れるのは1人)
- 小規模からの移動で、私より点数が高い人が3人、同じ園に希望している
- 第1希望の園は、そもそも空きがない
つまり、希望する認可園には、ほぼ申込の時点で全滅、翌年春から入れる可能性はほぼゼロということがわかりました。とりえあず認可園の申込はしました。
認可園以外の情報も聞く
行政は認可園が担当ですが、認可外(民間)などの情報も持っています。当日は聞き出せませんでしたが、認可外の担当も実はいたということもわかりました。申込の時は全てのことを教えてくれるわけではないんですね。
- 認可外(民間)や幼稚園を探したほうがいい、翌年春の開園も含めて新しい資料をもらう
- 希望園以外で、家と職場の間にある認可の空き状況を聞き出す(無理めの遠さだけど、3つの認可園で申込がない空きがありました)
- 行政は認可担当だけど、認可外の状況を調べてくれる担当がいる
認可園に空き無しの場合
通える範囲の認可園に空きがない場合は、預け先の候補が変わります
- 認可外園(民間)、認証保育園
- 新設の認可園、新設の認可外園(民間)
- 幼保一体化で、幼稚園から認証園に代わる予定の幼稚園
- 幼稚園でも送迎バス、給食あり、夕方6時以降の対応のある、預けやすい園
- 評判の良い個人の保育ルーム
- 保育シッター
この優先順番で、通えそうなところを探すことにしました。認可園に入れるかどうかの決定通知は年明けぐらいに来るんですが、その結果を待っていては出遅れます。
遠目の認可に車で通う選択肢は無しにしました。毎日、遠いところに送迎するのは、無理。
認可園に入れる可能性はほとんどないとことがわかったし、人気の幼稚園は申込締切が早かったりするので、入園の前年の遅くとも秋には決める必要があります。
2020年の秋はコロナがちょっとおさまったころでしたが、見学も制限されるなか、新しい預け先を探して、家と職場の周辺地域を彷徨ったのでありました。
(続く)