みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

ラッキーバンクで貸し倒れ(の可能性)に直面して、もっと合理的に投資をしたいと思った

20代のころから投資を初めて、人生初の貸し倒れ(デフォルト)に遭遇しそうです。金額は大きくはないけど、メンタル的には大事件です。

ラッキーバンク返済遅延

ソーシャルレンディング業者の一つであるラッキーバンクで出資した「第226号ローンファンド 東京都世田谷区×東京都中央区」が返済遅延になっています。

人生初の貸し倒れ(デフォルト)を体験するかもしれません。

5月4日に「返済遅延のお知らせ」メールがきました。

【4/17募集】第226号ローンファンド 東京都世田谷区×東京都中央区

【対象となるプロジェクト】

東京都世田谷区不動産担保ローン

※ 東京都中央区不動産担保ローンは、当初の予定どおり利息が支払われております。

【現在の状況】

1K×11戸のプラン付または建築売り2プランを中心に売却へ向け取り組みを行っております。現状、具体的な売却交渉等には至っておりません。また、本件土地は、建物を建築するうえで、擁壁の補強が必要な状況ですが、現状、擁壁工事には着手しておりません。従って、売却価格に補強コストが影響する可能性がございます。

【今後の方針】

本借入人は、本来の返済期限である平成30年5月1日付の利息の支払いを遅滞したため、期限の利益を喪失しました。

弊社といたしましては、今後、本借入人に対し、事業の現況等につき情報開示を求め、また、必要に応じ協議等を行った上で本借入人に対する回収方針を決定し、担保物件の任意売却、抵当権の実行としての競売の実施、貸金返還請求訴訟等の手段により、弊社債権の回収の極大化を図って参ります。

なお、サービサーへの債権売却も、最終的な選択肢にはありますが、現時点では、弊社といたしましては、任意売却または担保権の実行による競売によって債権の回収の極大化を図っていく予定です。

 

第226号ローンファンドの担保については「東京都世田谷区の土地を担保対象不動産としており、199,950,000円の不動産査定評価となります。
弊社にて、極度額189,950,000円の第一順位根抵当権を設定します」と説明があります。

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メールにある【現在の状況】はファンドの返済遅延の説明なので、今後、このファンドが貸し倒れ(デフォルト)するかどうかはまだわかりません。
融資がそもそも自転車操業なら、不動産事業者から出資金が戻ってくる可能性は低いでです

つぎに、世田谷区の土地が第一順位根抵当権で担保になっています。

この担保の評価が妥当でラッキーバンクが担保を売却した後に、個人の出資者に返金すれば、「担保付き」の意味があったことになります。

担保が有効か、まったく意味がないものか、今後の対応ではっきりします。

みんなのクレジットでは97%減損という結果でした、ラッキーバンクの場合はどうなるか気になります。

ソーシャルレンディングのリターンは特に高くない

ソーシャルレンディングに投資した2014年から2017年の間のリターンは約71万円

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一方で、世界経済インデックスファンド(投資信託)にも2014年から2017年に積み立て投資して、210万円投資してリターンは29万円(NISA口座で非課税)。

仮に課税されたとして、210万円投資してリターンは22万8千円

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ソーシャルレンディングとインデックスファンド(投資信託)の積立は 投資としての性質がかなり違うので単純にリターンだけでは比べられないですが、自分がやってみた結果では、出資した金額に対する実際に得られた利益から、ソーシャルレンディングは特別に高いリターンになる投資ではありませんでした。

ソーシャルレンディングは事業者の信用リスクとファンドの貸し倒れリスクの両方、気を付けないといけません。

そのために、事業者もファンドも分散するので手間もかかるし、運用期間の数か月から2年ぐらい置きに、投資するファンドを新しく選んで再投資しなければいけません。

条件のいい人気のファンドはすぐに満額成立して募集が終わるので、希望のファンドに投資できるとも限りません。

出資金を投資できないまま待機させておくと、その期間に得られるリターンはどんどん低くなるので、再投資を効率良くすることが重要です。

ソーシャルレンディング事業者の信用リスク、ファンドに出資する手間と貸し倒れのリスクを考えれば、見返りに得られる利益は低く、出資する側にかなり不利と感じます。

もっと合理的に投資をしてみよう

ラッキーバンクで貸し倒れの可能性に直面して、もっと合理的に投資をしたいと思いました。

現在、インデックスファンド(投資信託)の積立投資を続けています。

自分ができる範囲の合理的な投資ってなんだろう、もう1回考え直してみよう。