みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

投資初心者とは釣られやすい人、経験は関係ない

投資をしたことがない未経験者は「投資の素人」だとすると、「投資初心者」って誰のことか、「インデックス投資だけしていたらいつまでも投資初心者」って本当なのか、ちょっと考えてみました。

投資の経験が浅いから初心者?

投資の種類はたくさんあって、外貨預金、MMF、FX、債券、リート、株、投資信託、ソーシャルレンディング、不動産、などなど、まだまだあります。

投資初心者か中級者以上かの違いは投資経験にある、つまり、投資の長さ(年数)、投資先(株や投資信託)、投資している金額だ、というコメントを見ました。

例えば、

  • 投資を始めて2ケ月なので株取引に不慣れな人が投資初心者
  • 外貨預金やMMFや投資信託など銀行でも始めることができて低リスクで初心者向けっぽい(本当は低リスクじゃない)投資だけする人が投資初心者
  • 元手が少なくて数十万円しか投資していない人が投資初心者

という投資初心者=投資の経験が浅い人、というイメージです。

だから「インデックス投資だけやっていたらいつまでも投資初心者」って言われたり、やってる本人が言ったりするのかなと思います。

投資初心者は釣られやすい人

投資初心者かどうかに投資の年数も投資先も金額も関係が無いと思っています。そもそも、投資経験が浅いかどうかなんて、定義があいまいです。

インデックス投資じゃない、株や不動産投資をする人、投資歴が10年以上ある人が、投資の中級者だとは思えません。

これまでの投資や情報から考えてみるに、投資初心者は投資先のリスクとリターンの仕組みや背景の知識が足りないか曖昧で、表面上の高い利回りに釣られやすい人、です。

利率が決まっているだけで安心する

株とか投資信託とか値動きのあるものは怖いけど、利率が決まっているという理由だけで、元本保証と勘違いして安心してしまう。

債券、外貨預金、ソーシャルレンディング、これらは仕組みは違いますが、あらかじめ(予定)利率が決まっている商品です。数か月から数年、保有した後で得られる利益がイメージしやすく、元本保証の定期預金と似ている感じがするので安心します。

でも、この安心感は曲者で、為替リスクとか貸し倒れリスクとか、ノックイン債とか仕組みをよく理解していないだけで、目に見える利率につられて隠れているリスクを理解できていないだけかもしれません。

他力本願、知識を得ない

投資に詳しそうな(見た目だけ)銀行の窓口の人や有名な凄腕投資家っぽい人が言ってるから、この株や投資信託に乗っかればオッケー、万事解決、〇〇投資法、〇〇セクターだけでいい。

投資方針を他人に委ねて、その後も自分で知識を得ない。

決める必要がないから知識を得ないのか、自分で勉強するのが嫌だから他人に委ねるのか。

卵が先が鶏が先かはよくわかりませんが、他人に任せきりと勉強しないのは初心者のワンセットのような気がします。

気持ち重視で、リスクコントロールしない

この投資は絶対儲かるんだ、乗り遅れる前に全力で投資だ。相場が好調だ人気のこの銘柄に全力投資だ。暴落が来るって聞いて、最近の相場も下落が続いているから、不安が極大だ、全部売りだ。

何となく売買してみる、買って売って、買って売って、何回目?

投資初心者はリターンの仕組みを知ろう

投資初心者とは、投資先のリスクとリターンがどうやって発生しているのか、仕組みと背景の知識が曖昧で、表面上の高い利回りに釣られやすい人、だと思います。

オーナー商法のような10%や20%の高利回りが確実に受け取れると謳う商品があるとして、株の期待リターンが5%前後、長期金利が数%だから、そんな高い利回りの元になるリターンの仕組みが成り立つ訳がありません。「確実に儲かる」なんて上手いつり広告です。

投資初心者から卒業

投資初心者はリスクとリターンの仕組みを理解をしてないので、簡単に釣られやすいです。

美味しい話があるはず、億万長者っぽい人がやってる、新しいお勧めの投資に乗っかれば利益が得られるかもしれない、投資しないと損だ、と思っちゃうんですよね。

わかります、私も未だに美味しい儲け話があるんじゃないかって誘惑されそうになります。

でも世の中、絶対儲かる簡単な投資法なんてないです。シンプルですが「美味しい話に釣られない」ってのは常に忘れちゃダメです。

リスクとリターンの仕組みを知り、美味しい話に釣られず、自己責任で投資ができたら、その人はもう投資初心者じゃない、と思っています。

 

気になる人は1級ファイナンシャル・プランニング技能士のミサキさんの記事も参考にどうぞ↓

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