相場に翻弄されて不安になる投資ライフで、心の安心と生活の安全のお守り的な役割をしてくれるのが「生活防衛資金」です。
今の生活防衛資金の金額は多すぎてしっくりこない感じがします。この先、生活防衛資金をいくら用意しておくのか、もう1回考えてみました。
生活防衛資金
生活防衛資金は投資には使わない資金で、リスクの無い資産でキープしますので、現金などで用意することが一般的です。
追加投資のための待機資金とも違います、基本的に投資には使いません。
生活防衛資金は、失業や災害などで収入源がなくなっても、安心して生活するためのものなので、生活費の数か月から2年分ぐらいを用意します。
家族構成や住宅ローン、仕事などにより生活費は家庭によって違うので、生活防衛資金をいくら用意するのか、投資家によりかなり違います。
2018年5月に生活防衛資金を増やす
2018年5月にインデックス投資信託をたくさん買って、株のリスク資産が増えたので、心の安心のために生活防衛資金を多めに800万円まで増やしました。
2018年春から9月まで相場は軟調で、5月に一括投資した投資信託は、含み損=評価損が続いています。
インデックス投資を数年して、全投資信託の損益は4%ほどプラス、まだ含み益です。インデックス投資としては想定内の動きで、とくに不安に感じることはありませんでした。
他の人の生活防衛資金は?
相場が暴落した時、失業した時、安心と安全のお守りなので、生活防衛資金は多ければ多いほどいい、という意見もあります。
他のブログだと、共働きでどちらかが失業する=収入が1馬力になった想定で、夫婦の生活費を差し引き、足りない分を生活防衛資金で準備するパターンもありました。夫婦2人とも失業するのは、さすがに確率が低いだろう、ということです。
失業保険があるから、失業しても再就職まで半年を想定して、半年の生活費を生活防衛資金で用意するパターンもありました。
シンプルに、世帯の生活費の2年分を、生活防衛資金で用意するパターンもありました。
他のブログを見た感じ生活防衛資金は100万円~700万円ぐらいでしょうか、金額の幅が大きそうです。(金額が書いてない場合は、私の想像ですが)
参考になったブログ
インデックス投資をされている、じゅんさんの記事が参考になりました。
「生活費2年分の生活防衛資金は決してオーバーな数字ではありませんでした」
我が家も、特に私が失業するリスクが高いので、生活費2年分の生活防衛資金は準備したいと思っています。
米国投資で有名な、たぱぞうさんの記事がおもしろかったです。
「真の生活防衛資金とは、豊かなキャッシュフローを持つこと」
複数の収入減を持つこと自体が、生活防衛になるということですね。
「理系の錬金術」では生活防衛資金を計算するツールがあります。
もちろん、〇ヶ月分の生活費を準備するなど、条件は自分で決めないといけません。
2018年8月に生活防衛資金を見直し
我が家は、義父母と完全同居、20年overの持家で住宅ローンなし、共働き、未就学児の子ども2人で、6人分の生活費がいくらなのか、ぶっちゃけわかりません。
年金がある義父母のことは別として、うちら夫婦と子どもなら、住宅ローンもないので、600万円あれば、2年は生活できるでしょう。
夫婦2人とも失業したら節約するし、必死に再就職するでしょう。ちなみに10年ぐらい前に、2人で無職になったことがあります(汗)
夫婦で長期の治療が必要な病気になったら、健康保険を使いながら、2人で運が悪かったと、生活を一変して投資も少ない金額でやるか、手じまいするでしょう。
人生経験からの意気込みで決定
暴落、失業、災害、病気‥‥などなど、シミュレーションの計算をするにも、想定に収まるのか、収まらないのか、可能性の幅が大きすぎて、シミュレーションは意味がないのかもと止めてしまいました。
人生経験から、相場の暴落でも失業でも災害でも、元気に家族で生活してみせるぜ!!、と前向きに思える金額なら、それでよしとしました。
- 生活防衛資金は600万円にする
- 店舗の窓口やATMが近い、地方銀行の給与口座に100万円以上をキープ
- コンビニのATMが24時間、無料で使えて、店舗に行ったことがある新生銀行に500万円をキープ
投資家の性格や考え方、家族や仕事、全て違うので、生活防衛資金をいくらにするか、悩ましいですが、増やしたり、減らしたりして、しっくり来る金額を探してみました。
いきなりビシッと決めなくても、調整しながら考えればいいんですね。
その後、生活の変化や投資の体験から、なるべくシンプルにしたくなり、生活防衛資金の資金を分けておく、のは止めちゃいました。