生活防衛資金は聞いたことあるでしょうか?
生活防衛資金は投資とはわけて、イザって時に生活に困らないために取っておくお金です。
私も生活防衛資金は資産配分(アセットアロケーションに)に含めず、投資の待機資金とも別にして持ってました。
生活防衛資金は、相場の暴落でも、不況で失業や災害で無職になっても、平気でいられるように、生活費の約2年分の現金でした。
そんな投資家の最後の砦、精神的支えと言われる生活防衛資金ですが、この度、止めちゃうことにしました。
コロナショックのリスク許容度
自分のリスク許容度は相場が暴落して、ピンチになるまでわからない。
そんな話を思い出した、2020年3月のコロナショック。
すごい速さで急落する相場、証券口座の評価額や損益が減るのは数字で見えるけど、意外と恐怖心はなかったです。
だいぶ慣れたのか、数字の動き、パーセント(%)の動きとして捉えられるようになってました。
その後の上昇もしかり、リスク資産50%まで戻すのも、数字の補正みたいな感覚でした。
もしも下落相場が数年続く場合をイメージしてみると、やっぱり数字の動きとして、淡々と積立投資、リバランスができそうです。
今以上に資産運用の金額やリスク資産が増えても大丈夫だな、それがコロナショックの感想でした。
シンプルな資産運用がしたい
インデックス投資にも慣れてきて、ストレスも手間もない投資を続けたいと思うようになりました。
投資にもっと飽きたっていい、もっとほったらかしたい
お金に名前を付けて分類するのはなるべく止めたい、口座の数もなるべく少なくしたい。
そして、もし自分がある日天国に行くようなことがあっても、家族ができれば引き継げるようにシンプルな資産運用がしたい。最近は、もし相続したら~を時々、考えるようになりました。
資産が増えて現金も増えた
資産の半分は現金・定期・国債のみに使う決まりなので、資産が増えてくると、現金も一緒に増えてきました。
無リスク・低リスク資産が増えてくると、それと生活防衛資金をわける必要性を感じなくなりました。
そういえば、リスク資産半分のカウチポテトをやってる他の人も「無リスク資産に生活防衛資金は一緒になってる」って書いてあったような、たぶん。
生活口座は余裕をもって
生活防衛資金を失くすわけですから、その代わりとして、給与口座の残高を多めに残すことにしました。
給与は地元の地方銀行の口座に振り込まれます。徒歩5分の最寄り駅にも支店があって、災害時にも出金対応は早そうです。
この給与口座から投資の資金もクレジットカードの支払いもやってます。
毎月振り込まれる給与から、口座には多めの金額をキープするようにします。
給与口座は残額に余裕を持たせて、緊急時の数か月の生活資金はこの口座から出せるようにしました。
資産管理をシンプルに
コロナショックでリスク許容度を体感して投資額を増やしても大丈夫だと思いました。それに、投資に慣れてきてよりシンプルな資産運用をしたくなりました。
これまでは投資の資産、定期預金、生活防衛資金をわけて管理してましたが、それをひとまとめにして、資産配分として運用・管理します。
資産配分(アセットアロケーション)の無リスク資産に生活防衛資金の現金と定期預金を追加しました。
生活防衛資金が不要という理由じゃなくて、無リスク資産50%をキープして、生活口座にも余裕を持たせて、全体で余裕を持ってるので、あえて資産をわける必要がない、という考えです。
コロナショック後の株高でリスク資産比が増えてましたが、無リスク資産が増えたので、現在、リスク資産の比率は45%ぐらいに下がりました。
コロナの第2波が懸念されて、相場がまた下落して、リスク資産が40%ぐらいになったら、追加の投資を考えようと思います。
長期投資だから遅すぎることもあせることもない、自分のペースで数字の動きは追いながら、投資はシンプルに余裕を持って続けたいと思います。