2017年からSBIベネフィットでイデコ(iDeCo、個人型確定拠出年金)をやってます。来年から新NISA始まるけど、イデコどうしたらいいでしょうか?
悩めるイデコ
- 拠出金額は1か月1万2千円、年2回の拠出(8月と12月)で、投資は9月と1月
- 始めた時はニッセイ外国株100%
- 途中で、SBIのオリジナルプランからセレクトプランへ変更
- なぜかコロナショックのときにプラン変更になって(偶然)、待期期間だったので15%のリバウンドを逃す
- ぐるぐる迷って、国内債券100%にして一旦リセット
- 2021年の1年かけて、全世界株(除く日本)とひふみ年金を9対1で積立する。
- 2022年1月から全世界株(除く日本)とひふみ年金の株100%で運用中
つみたてNISAとかは悩まなかったんですけど、何故かイデコだけは迷ったり悩んだりしてます。
イデコのやりにくさ
あくまで個人の感想ですが、イデコ口座での投資、やりにくい、好きになれない‥‥です。
- 60歳まで引き出せない、しかも拠出を止めても事務委託先金融機関への手数料を毎年792円払う(受け取るときも、1回440円の手数料が発生する)
- 拠出金額、拠出回数、たくさんの制限があって、変更にはいちいち申請が必要(書類郵送が必要なことも多い)
- イデコ口座で選べる投資信託のタイプが少ない
- スイッチングしたとき、数日の待期期間があるので機会損失が発生しやすい
- 所得から全額控除されるのは魅力だけど、出口での退職金控除が、20年後どうなっているか不明、節税になるか、決まっていない
しかも、4月から無職なので、所得からの全額控除という最大のメリットも生かせなくなります。
2023年2月のイデコ
世界株(日本除く)とひふみ年金(日本中心)合わせたリターン(含み益)は13%でした。ドル円の為替は133.8円、円安に動いてます。
下のスクショの数字と違いますが、プラン変更時に含み損で移行、それがそのまま拠出金累計(元本)の表示なってしまいました。正しくは拠出金累計(元本)は2017年10月から2022年12月の62か月で合計744000円です。
手をかけるほどリターンが下がる
2017年から6年間のリターンが13%、他のインデックス投資と比べてリターンが低いので、失敗と言っていいでしょう。
プラン変更したり一旦国債に戻したり、ぐるぐる悩んで、良かれと思って手をかけたつもりが、リターン(投資の儲け)が下がるという教科書のような例となってます。
イデコは手数料無料で売買(スイッチング)できるからといって、株の比率を変えたり、売買を繰り返すと、リターンを悪化させるかもしれません。
手をかけるほどリターンが下がるって、都市伝説じゃなかったんですね。
イデコとNISAの仕組みは違いますが、長期投資という点は同じです。イデコでの無駄な売買(スイッチング)と失敗の経験は、新NISAで売買に悩んだときに生かしたいと思います。
下の記事なんですが、2008年のリーマンで株が低迷したとき、スイッチングでこねくり回して後悔している、毎日相場チェックするのはよくない、という内容にすごい共感しました。
54歳・資産8000万円女性「思い出したくありませんが参考になれば」14年間で262万786円拠出した長期積立の甘くないリアル(あるじゃん(All About マネー)) - Yahoo!ファイナンス
新NISAが登場
颯爽と登場した新NISAが、来年の2024年に始まります。一気に非課税枠が増え、最速1年360万円×5年の投資が可能です。しかも、売った分の元本は、翌年、非課税枠が復活するシステムになりました。(イデコのスイッチングとは仕組みが違います)
新NISAがなかったときは、つみたてNISAとイデコで非課税枠を最大限生かそうと思ってましたが、新NISAが登場したので、やりにくいイデコを続ける意味がますます無くなりました。
もし、これからバリバリ働いて、新NISAの非課税枠×夫婦2人分を埋めて、非課税枠が足りないからイデコをしようって思うレベルになったら、もう老後の年金問題なんて解決してる金融資産額になっているでしょう。
❰ 新NISA★Q&A ❱
— 投資信託協会 広報部 (@official_jita) 2023年9月15日
Q.新NISAとiDeCoってどう違うの?
新しいNISAもiDeCoも資産形成のための制度ですが、両者は税制優遇の内容や運用期間、資金を引き出せるタイミングなどが異なります🙌
✴️詳細は下記URLを✔https://t.co/0bwyUdgBGU#投資信託 #NISA #iDeCo pic.twitter.com/LxyIWnqhkM
イデコはどうしたらいい?
- イデコ口座の投資がやりにくい(出口も不確定)
- 退職するので給与が無くなる(所得税控除のメリットがない)
- 新NISAが始まって非課税枠がすごい増えた
この状況だとイデコにやる気がでないのは当たり前かなと思います。
イデコはアクティブファンドのひふみ(日本株)と世界株(日本除く)の2つで、世界株として保有してましたが、運用責任者が交代したけどすぐに元に戻ったり、「アクティブファンド」という人気商売に興味が薄れてしまったので、ひふみは売却することにしました。
【2023年3月】アクティブファンドの人気商売に興味が薄れる - みとべのできるかな
つみたてNISAと同じように、イデコも雪だるま(SBI全世界株)にスイッチングして、あとは今度こそ、イデコもほったらかしたいと思います。株100%で20年放置したら、手数料負けすることはないでしょう。
専業主婦のほうが、拠出できる金額は増えますが、新NISA優先なので、無理しないでイデコに入金(拠出)は一旦お休みかなと思います。
退職や転職するときのイデコの手続きは、公式サイトを見てみます。
iDeCo加入者で転職・退職された方へ|転職・退職された方|iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)【公式】
専業主婦のイデコのメリットや活用法については、下記の記事が参考になりました。
退職した後、イデコも手続きが必要です。