2020年はSBI証券で国内株と配当金、楽天証券はETFと投資信託で損益通算しました。損益通算は含み損を確定すると、先に配当で払った税金が還付されます。
また、ETFとか投資信託の売買の利益と損失を同じにすると、利益の20%ぐらいに払った税金が還付されます。高コストの投資信託の買い替えとかに使えます。
SBI証券は国内株
SBI証券にログイン→口座管理→取引履歴→譲渡益税明細→受渡日:2020年1月1日から2020年12月31日までの日付で表示→画面の上にほうにでます。
右上の「損益金合計」と右下の「配当金額合計」が同じ額になるように、含み損がある場合は確定します。
2020年は「配当所得税徴収額合計」は73円でした。73円税金払ったんですね。
配当所得税還付金は21135円。
12月の優待クロスは翌年扱い。12月29日に現渡した優待クロスの手数料や配当金は2021年扱いになります。
還付金と優待クロス
配当金10万円のうち7万円は優待クロスでの配当金の仮の受け取り(ほんとはもらってない)、3万円ぐらいは国内株の配当です。
優待クロスで税引きの配当金もらう→その後、税金も含めて没収というながれです。配当金として加算されてるけど貰ってません。優待クロスで配当金は貰えないので、税金も返ってきます。
一般信用売りの配当落調整金ってやつです。
信用取引に配当、株主優待の権利はある?│信用取引 気になるポイント│SMBC日興証券
だから、自分の財布から仮に出したお金が返ってきただけだから、還付金って喜ぶのはちょっと違います。
SBI証券では過去記録が3年間分しか見れないので、記録用に2019年も貼りました。損益金額合計のマイナスのほうが大きいので、配当課税されてません。
楽天証券は投資信託
楽天証券の画面はすごいわかりやすいです。
口座管理→損益・税金履歴→特定口座損益(譲渡益税)です。
年末年始は表示が2020年と2021年と混ざることがあるらしく赤字で注意がでます。
損益通算は12月28日までに終わっているので、何か表示がおかしくても、1月5日まで待ってれば2021年の正しい表示になるっぽいです。
ETFを含み損で売って、その分、利益のあった投資信託を売って、2090円の還付となりました。めったに投資信託は売らないですが、ETFの確定損があったので損益通算しました。
数千円で損益通算するほうが手間って人もいるだろうし、やるかやらないかは本人次第です。
長期投資では損益通算の影は薄い
バイ&ホールドの長期投資ではほとんど損益通算の必要がない(めったに売らない)ので、そもそも影が薄い存在かなと思います。
売買しないと利益も損失も確定しないので損益通算の必要もありません。高コストの投資信託が元本に近い値まで下がった時に、低コストの投資信託に買い替える時に気にするぐらいでしょうか。
しかも、損益通算ができるのは特定口座や一般口座の課税口座だけです。
一般NISA、つみたてNISAだけの人は、投資信託を売っても利益は非課税なので、損益通算とは無関係。もしNISA口座の含み損の投資信託を売っても、損失は「非課税口座」のものなので、特定口座などの「課税口座」と損益通算には使えません。
12月中旬以降の配当は忘れがちなので、損益通算するなら12月中旬以降に配当がある銘柄は事前に確認しておいたほうがいいでしょう。
特定口座は確定申告しなくてもOKなので、SBI証券と楽天証券のそれぞれの特定口座で損益通算してお終いです。