【2023年1月更新】
ソーシャルレンディンから2016年に撤退を始めましたが、分配金で得た利益だけを投資する、少額の投資は続けていました。
ソーシャルレンディンのmaneo、LCレンディングやSBISLの口座を解約して、最後に残ったのがラッキーバンクの口座でした。
2018年7月に最後のファンドが償還されたら、ラッキーバンクの口座も解約できると思っていた矢先、5月に「返済遅延」のお知らせが来てしまいました。
- 投資元本の70%を失う
- 放置されたまま状況は若干の悪化
- 別のファンドも返済遅延に仲間入り
- 2018年8月28日追記 やっぱり進捗ありません
- 2018年10月2日追記その2 まだまだ進捗なし
- 2018年11月7日追記その3 そして進捗なし
- 他の返済遅延ファンドのその後
- 2018年12月追記4 債権譲渡で元本の70%を失う
- 2019年1月追記5 返金されました
- 2019年8月追記6 口座が解約されない
- 現住所は知らせないことにした
- 2020年6月追記7 WEBサイトも口座も放置
投資元本の70%を失う
第一の感想は「逃げ遅れたー!!」です。ソーシャルレンディンではデフォルト(貸し倒れ)は発生する可能性があるリスクです。
現在、人生初めて、投資したお金が元本も含めて戻ってこない、貸し倒れ(デフォルト)に遭遇です。2018年12月に、残念ながら、貸し倒れが決まりました。
債権譲渡により元本の7割が毀損することになりました。返金率は30%前後です。つまり投資元本の70%を失ったわけです、痛い。
少額の投資ですし、あきらめていますので、ほぼ忘れているのですが、資産運用はこれからも続きますので、反省の意味も含めて、ラッキーバンク案件の出来事を時系列に追記してまとめています。
投資はしてませんが、実はまだ口座の解約ができずに、対応が続いています。
放置されたまま状況は若干の悪化
ラッキーバンクで出資した「第226号ローンファンド 東京都世田谷区×東京都中央区」で返済遅延が発生して、2018年の5月に期限の利益喪失の連絡と6月以降に今後の方針を決めるメールが来ました。
その後、まったく連絡がありません。
返済遅延から3か月経ちました、放置しすぎにもほどがありませんかね?
別のファンドも返済遅延に仲間入り
第226号ローンファンドはメインと、おまけのファンドから構成されています。
他のファンドも、形だけのおまけファンドが付いています。
2018年7月から、おまけのファンド=プロジェクト2も返済遅延になりました。
第226号ローンファンド(プロジェクト2)にかかる貸付の返済遅延のお知らせ
2018-07-02
ラッキーバンク・インベストメント株式会社(以下「弊社」)は、掲題のプロジェクトについて、借入人に対し、ファンドからの貸付金の返済期限を平成30年6月28日までとしておりました。しかし、当該貸付にかかる所定の返済金について、借入人からの返済が遅延しておりますのでお知らせいたします。お客様にはご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます。
【ファンド名】
【4/17募集】第226号ローンファンド 東京都世田谷区×東京都中央区
【対象となるプロジェクト】
東京都中央区不動産担保ローン
【担保物件について】
担保となっている物件は、借入人が保有している東京都中央区に所在する一棟オフィスビルとなります。
【今後の方針】
本借入人は、本来の返済期限である平成30年6月28日付で、所定の返済金の支払いを遅滞したため、期限の利益を喪失しました。本借入人からは、資金繰りの悪化が返済遅延の主な原因である旨の説明を受けております。
弊社といたしましては、今後、本借入人に対し、平成30年7月末日までを目途として返済計画案を徴求し、必要に応じ協議等を行った上で本借入人に対する回収方針を決定し、担保物件の任意売却、抵当権の実行としての競売の実施、貸金返還請求訴訟等の手段により、弊社債権の回収の極大化を図って参ります。
引き続き状況に進捗がありました場合には、弊社ウェブサイトを通じ随時告知して参りますので、よろしくお願いいたします。
以 上
プロジェクト2、申込金額は70円です。おまけのファンドですから
おまけの少額のファンドなので、追加で遅延になっても大勢は変わりません。
でも何か嫌な感じ。
少額ファンドの分配金すら払えないのか、どうせ同じだから、システム上の都合もあって、全て返済遅延に統一しようということなのか、はたして‥
2018年8月28日追記 やっぱり進捗ありません
返済遅延しているローンファンドの現状の説明メールが8月27日にラッキーバンクから来ました。
メインのプロジェクト1、おまけのプロジェクト2ともに進捗はありません、何も進んでいない。
第226号ローンファンドの返済遅延にかかる現況について
2018-08-27
この度、掲題のファンドで発生しております返済遅延について、各プロジェクトの現況(本年8月15日時点)を、以下のとおりご報告申し上げます。
【プロジェクト1】
■プロジェクト名
東京都世田谷区不動産担保ローン
■運用状況
返済遅延が発生し、借入人は期限の利益を喪失しております。
■現在の状況
担保物件は東京都世田谷区に所在する土地であり、プラン付または建築後の売却へ向け取り組みを行っております。
本件土地は、建物を建築するうえで、擁壁の補強が必要な状況ですが、現状、擁壁工事には着手しておりません。従って、売却価格に補強コストが影響する可能性がございます。
区役所との協議の結果、ファミリータイプと1Kタイプが混合する計11戸の建築プランが決定しており、擁壁との隙間を埋めて建築する事となっておりますが、工事の着手はされておらず、プラン付で販売する可能性が高い状況となります。
引き続き弊社は、プロジェクトの進捗と担保不動産の販売活動を注視してまいります。
【プロジェクト2】
■プロジェクト名
東京都中央区不動産担保ローン
■運用状況
返済遅延が発生し、借入人は期限の利益を喪失しております。
■現在の状況
担保となっている物件は、借入人が保有している東京都中央区に所在する一棟オフィスビルとなります。
本案件につきましては、当初本年7月末に予定していた返済計画案が提出されていないため、引き続き提出を求めており、本借入人からは、遅くとも本年9月中旬までに提出するとの回答を得ております。
弊社では、返済計画案を受領次第、必要に応じて本借入人との間で更に協議等を行った上で、本借入人に対する貸付債権の回収方針を決定していく予定です。
以 上
プラン付で販売する=土地だけで売るってことかしら?
プラン付で販売する=赤字になって返済率が100%以下になるのかしら?
じゃあ担保の評価額は始めから不足していたのかしら?
素人にはわかりません。
2018年10月2日追記その2 まだまだ進捗なし
その後、10月2日にラッキーバンクからメールが来ました。
プロジェクト2(おまけのファンド)の「進捗がない」という内容です。
■現在の状況
担保となっている物件は、借入人が保有している東京都中央区に所在する一棟オフィスビルとなります。
本借入人に提出を求めていた返済計画案は、平成30年9月20日付で受領しております。現在弊社で内容の精査を行っており、必要に応じて本借入人との間で更に協議等を行った上で、本借入人に対する貸付債権の回収方針を決定していく予定です。
プロジェクト2はおまけのファンドなので、どうなろうが大勢に影響ありません。
2018年11月7日追記その3 そして進捗なし
10月25日にラッキーバンクからメールが来ました。
プロジェクト1(メインファンド)の「進捗がない」という内容です。
■現在の状況
担保物件は東京都世田谷区に所在する土地であり、プラン付または建築後の売却へ向け取り組みを行っております。
本件土地は、建物を建築するうえで、擁壁の補強が必要な状況ですが、現状、擁壁工事には着手しておりません。従って、売却価格に補強コストが影響する可能性がございます。
区役所との協議の結果、ファミリータイプと1Kタイプが混合する計11戸の建築プランが決定しており、擁壁との隙間を埋めて建築する事となっておりますが、工事の着手はされておらず、プラン付で販売する可能性が高い状況となります。
借入人は、上記に記載の建築プラン付での販売を中心に販売活動に取り組んでおりますが、擁壁工事が未着手の現況では購入希望者が集まり辛い状況となっており、現状では、問合せを受けるなどの反響は得られておりません。
プロジェクト1、売る気はあるのでしょうか?
11月現時点で、遅延発生から6か月経ちましたが、進捗はありません。
もう忘れてしまいたい。
他の返済遅延ファンドのその後
他の返済遅延ファンドがどうなっているか、ネットでみかけた情報を記録のための貼っておきます。
半分以上回収されたファンドもあるようで、うらやましいですね。
区分マンションの案件は債権回収らしい、よかったですね。
ソーシャルレンディングのLucky Bankで貸付け返済遅延事故?が発生していたのですが、無事債権回収とのことで一安心。
— 三宅 裕昭 (@kota2kota) June 24, 2018
リスクは覚悟してのことですが、やっぱり当事者になると脂汗出ますね#ラッキーバンク#Luckybank pic.twitter.com/PURfAxFEta
売却されずに、家賃収入をラッキーバング側が得ている疑惑もあります。
案の定、解決までは、まだまだ時間がかかりそうです。
ソーシャルレンディンの最後の最後に残ったラッキーバンクで、貸し倒れ(の可能性)の魚網に引っかかった気分です。
ほんとうに、どうなることやら‥
2018年12月追記4 債権譲渡で元本の70%を失う
結局、サービサーに債権譲渡されて、元本は7割毀損になりそうです。
元本の30%が本当に返金されたら、反省文を書きたいと思いますが、
一部でも返金されるまで、まだ途中経過なので、とても終わった気になれません。
人生初の貸し倒れに動揺が強く、ふわふわ?とした気持ちで、今はそっとしておこうと思います。
詳しい話は、下記のブログがわかりやすかったです。
2019年1月追記5 返金されました
1月8日に出資したお金が返金されました。
ファンド1、おまけファンド2の両方で、返金は32323円。
元本から-67%で決着です。
平成30年度の雑所得と損益通算できるのですが、私は雑所得、は他にありませんので、そのまま損失となります(泣)。
仮想通貨とかFXとかで利益があると損益通算できるらしいです。株や投資信託は雑所得ではないので、初めから損益通算の対象外です。
その後、ラッキーバンクは2019年3月に「登録取消し」になりました。
サービサーへ債権譲渡する前に14社から申し込みがあったけど、ろくに対応もしなかったようです、ひどく杜撰な管理だったことがわかります。
2019年8月追記6 口座が解約されない
ラッキーバンクに口座解約のメールを送ったら、取引報告書の発行まで解約できない、2019年4月以降に、口座の解約ができると返信がありました。
2019年4月に口座解約の書類と説明がメールで届きました。内容を見てビックリ。
口座解約には免許書コピーなどの個人情報書類の提出が必須になっていました。
口座開設時に個人情報は送り済みなので、口座解約で個人情報の提出を求められたのは初めてです。
損害に関して訴訟を起こさない旨の制約文もありました。
ラッキーバンクに個人情報を提出するのは嫌だし、危険です。情報管理ができるとはとても思えません。
個人情報を付けずに、口座解約を依頼するコメントを書いて返信しました。
現住所は知らせないことにした
口座解約を依頼する書類を返信してから2か月経ちましたが、今もネットのアカウント画面はそのまま残っているので、口座解約はされていません。
できることは、ネットに残る情報をできるだけ匿名化することです。ネットのアカウント画面で、電話番号など、変更できるものは全てダミーに変更しました。
ラッキーバンクに登録された住所は引っ越し前のもので、新しい住所はラッキーバンクには届けていません。
氏名と銀行口座だけはネットでは変更できないのでそのままです。
銀行口座は万が一の時は閉鎖しても問題ないネットの口座です。給与口座じゃなく、カードの引き落とし口座でもありません、それがせめてもの救いです。
現住所を知らせるよりは、閉鎖できるネット口座の方がまし、と判断しました。
しばらくは放置になりそうです。最後まで悪夢終わらず、口座が解約されない事態になっています。なんてこったい。
2020年6月追記7 WEBサイトも口座も放置
久しぶりにラッキーバンクの口座にログインしたら、WEBサイトも口座もそのまま放置されていました。2019年3月の登録取消しの行政処分の後は、通知メールも一切ありません。
いったいどうなるのか?いつか適当にシステムが閉鎖され、登録されている個人情報はこっそりどこかの業者に引き渡されたりして‥
どこまでもダメな企業、そこに投資した自分のアホさを痛感します。
せめてこれから変な投資にフラフラ行かないように、自戒の気持ちを忘れないようにしたいです。
消費者機構は集団訴訟はしない、という状況で、訴訟するのなら個人でがんばるしかなさそうです。
ソーシャルレンディン投資からの撤退についてのまとめと反省文はコチラ↓