【2019年8月更新】
つみたてNISAがスタートして1年の半分以上が過ぎました。つみたてNISAは年間40万円まで非課税で投資できます。40万円の投資可能枠は余っても、翌年には繰り越せません。
SBI証券で投資信託の買付取引履歴を見ていたら、なんと、5月は買付余力不足で、つみたてNISAで買えていませんでした。
つみたてNISAが毎月や毎日、予定通り買付されているか、途中で設定を変えたり、買付余力が少なくなった時期がある人は、証券会社の買付履歴をチェックしたほうがいいかもしれません。
- つみたてNISAが買付余力不足で積立されず
- つみたてNISAでスポット購入、月2回積立
- ログインして操作する日から積立日は数日後に設定
- 反対に、買いたくない時はどうする?
- インデックス投資信託を特定口座でスポット購入
- まとめ ほったらかし派の人も年に2回は証券口座をチェック
つみたてNISAが買付余力不足で積立されず
つみたてNISAの投資可能枠が多い?
今年(2018年)のつみたてNISAの投資可能枠を見ていたら、なんか残りの金額が多いなと思いました。
私の場合は、2017年12月の末から積立がスタートしたので、残りは8月,9月,10月,11月の4回の積立のはずなんですよね。
(1月から積立スタートした人は、12月が最後の積立月です。ご自身のスタート月をご確認ください)
1回33000円の積立だから、4回分で132000円のはず。
でも8月の頭で16万ぐらい投資可能枠があります。
毎月積立で、つみたてNISAの上限金額の40万円を使い切る予定なのに、4回分より投資可能枠の金額が多いような気がします。
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投資信託の積立買付取引履歴をチェック
こんな時は、積立設定の通りに投資信託がちゃんと買えているか?チェックします。
以下の説明はSBI証券の操作画面です。
「口座管理」→口座サマリー画面、左上の「お客様の積立投信の設定詳細はこちら」から、「投資信託(積立買付)」に移動します。
投信(積立買付)画面の右下にある「申込履歴はこちら」をクリックします。
投信(積立買付)の積立買付取引履歴に移動します。
デフォルトではつみたてNISA、一般NISA、特定口座の全ての買付取引履歴が並んでいます。
上から、約定した日付が新しい順です。
左から3つ目の預り区分をクリックすると、つみたてNISA、NISA、特定口座の口座別の順番に履歴が並び変わります。
つみたてNISAの5月の積立が買付余力不足で買付されていませんでした。
な~ぜ~
投資信託は給与口座から積立代金が自動振替されて、証券口座で買付がされます。
給与口座はいつも数十万以上は残額があるようにしているので、給与口座の現金は足りていたはずです。
つみたてNISAの積立設定は変えていません、ずっと同じ。
でも思い返せば、5月は特定口座でスポット購入(一括投資)したり、特定口座の積立設定を変更した時期です。
大きな金額で投資信託を買ったので、積立代金自動振替サービスの設定と証券口座の買付余力などから、月末のつみたてNISAが買付余力不足になったと思います。
詳しくはわかりませんが、そうなんだと思います。
取りあえず、特定口座やつみたてNISAで途中で積立設定を変えた人や、買付余力が少なくなった時期がある人は、予定通りの積立されているか、つみたてNISAの投資可能枠や、買付履歴をチェックしたほうがよさそうです。
毎月チェックしている人は大丈夫ですが、ほったらかしている人は気が付かないでしょう。
1年の途中と年末で、年に2回は、つみたてNISAでほったらかし派の人も証券口座を見てみましょう。
うっかり年を超えてしまって、つみたてNISAの枠が使えずに余ったらもったいないですから。
つみたてNISAでスポット購入、月2回積立
5月に積立できていなかった分を、8月につみたてNISAでスポット購入してみました。
スポット購入と言っても、つみたてNISAにはスポット購入の概念がないので、積立設定をちょっと変えるだけです。
方法1 積立金額を変える
毎日、毎週、毎月の積立設定はそのままで、積立金額だけを、追加したい金額の分だけ上乗せする→積立が成立したら、元の金額に戻す→ほったらかし積立投資を続ける
(ボーナス月設定の金額を上乗せしても、同じようにできます)
方法1が一番わかりやすくて簡単です。
毎月、毎週、毎日の積立金額の上限があるので、その範囲内なら増やせます。
方法2 積立設定日を変える
積立金額はそのままで、毎週や毎月の積立日を1回追加する→元から毎月20日の積立設定をしているなら、15日とか別の日に積立設定を変更する→積立が成立したら、元の積立日(20日)に戻す→ほったらかし積立投資を続ける
毎月積立は積立日を設定する時、1か月に1日しか選べないので、このようなやり方になります。
つみたてNISAは積立投資を基本として、スポット購入という考え方(概念)がないので、積立設定の変更で対応します。
私は積立する日を分散したかったので、方法2のやり方で、1か月に2回の積立をしました。
8月はつみたてNISAで2回の積立をしました。
下の画面では8月23日(臨時の追加)と、8月25日(通常の毎月積立)の2回が約定(買付)しています。
約定数量に数字があって、コースの備考に「約定済み」と書いてあったら、設定したつみたてNISAの投資信託が買えたことになります。
臨時につみたてNISAの積立設定を変えたら、元に戻すことを忘れないようにしてください。
ログインして操作する日から積立日は数日後に設定
月2回の買付をしたい時は、積立設定画面で、「次回の買付予定日」が、買付したい月で表示されるか?で確認できます。
仮に証券口座に8月10日にログインして、翌日の8月11日に積立日を変更しても、そんなすぐには積立できないので、次回の買付は9月11日で表示されてしまいます。
8月で買付したいのに次回買付が9月になる時は、買付設定の日を数日後にずらしましょう。
以下は、細かい説明なので読み飛ばしても大丈夫です。
SBI証券の注文締切時間は毎日15時です。例えば8月10日の15時前に8月11日に積立設定すると、翌営業日、8月11日に設定した投資信託が発注、最短で8月12日に約定(買付)(日経平均などの投資信託)、または8月13日、8月14日に約定(買付)(先進国や新興国などの投資信託)。
発注日から約定日は1日から3日の差があり、投資信託により違います。
つまり8月12日から14日に投資信託を買いたい場合は、8月11日の15時前までに積立設定をする必要があります。
8月11日の19時とか遅い時間の場合は、8月13日から15日からしか、つみたてNISAで投資信託は買えません。
土日祝日など営業しない日を挟む場合は、その分、後ろに発注日、約定日がずれていきます。
注文日の翌日になっても約定が反映しないのは何故ですか?|よくあるご質...
ちなみに、SBI証券は発注の時に、必要な資金が拘束(買う予定の金額が、もう買ったものとして、引き出せなくなる)されるので、発注できたタイミングで、買付余力から積立分が減ります。
買付余力があるのに「買付余力が不足しております。」とエラーが出ます。...
反対に、買いたくない時はどうする?
もし、つみたてNISAの積立設定日(投資信託を買う日)を8月13日に設定しているけど、金額を減らしたり、設定を解除して投資信託を買いたくない時は、8月13日では変更できません、時すでに遅し。
注文の申込みは15時締切なので、8月13日の約定分を止めたいときは、その発注を止める必要があります。8月13日約定分は、さかのぼって、12日、11日、10日のいずれかの発注になります(投資信託により違う)。
その発注を止める(解除する)必要があるので、8月13日に積立設定をして、それを変えたい、止めたい場合は、3日営業日前とか、ようするに平日で数えて数日前には設定を変更するか解除するようにしましょう。
投資信託の注文は取消できますか?|よくあるご質問Q&A|SBI証券
インデックス投資信託を特定口座でスポット購入
特定口座ではスポット購入は、つみたてNISAの積立設定とは完全に別で、金額、口数で買付ができます。
待機資金が増えてきたので、8月の下げ相場もあって、インデックス投資信託をスポット購入しました。
待機資金が多いと、余計な投資をしそうになるので、それなら主力のインデックス投資に追加投資するほうがましかな、という感じです。
5月に一括購入をした経験で、スポット購入が気軽にできるようになりました。
前は、もっと買付のタイミングとか悩んでましたが、長期でみたら誤差の範囲と、すっぱり購入できるようになってきました。
ちょっと成長したかも?
特定口座でも毎月の積立投資は続けています。
アセットアロケーションでは株式クラスを増やしている途中なので、待機資金が増えてきたら、インデックス投資信託のスポット購入をしようと思います。
まとめ ほったらかし派の人も年に2回は証券口座をチェック
特定口座やつみたてNISAで積立設定を途中で変えた人や、買付余力が少なくなった時期がある人は、予定通りの買付がされているか要チェック。
つみたてNISAでほったらかし派の人も、年の途中と年末、1年に2回は、投資可能枠や買付履歴をチェックしたほうがいい。
もし、年末に投資可能枠が予想外に余っていて、取りあえず使い切りたい人は、設定金額を投資可能枠よりわざと多くして、NISAギリギリ枠を「設定する」ことで、きっちり使い切れます。
つみたてNISAの積立設定日を変えたり、解除したい時は、積立設定日の数日前、余裕をもって1週間前までには、設定、金額の変更、解除をしましょう。積立設定日の当時は変更できません。