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【帝王切開で保険金を請求】医療保険の元を取るには、6年に1回ぐらい入院と手術が必要

2018年の春に、2人目の子どもを帝王切開で出産しました。

【漫画コウノドリ】リアル帝王切開(カイザー)は後陣痛の痛みでもんぜつ激痛 - みとべのできるかな

私は医療保険に加入しているので、保険金が請求できます。人生で初めて保険金を請求してみました。医療保険、今後も続けるかどうかを考えてみました。

帝王切開で初めての保険金の請求

出産入院費の合計は55万円ぐらいでした。

出産育児一時金の42万円が補助として、出産入院費から差し引かれて、自腹は128,400円。特別室とか有料オプションは付けなかったのに、帝王切開だったので予定より高額になりました。

最近の産科クリニックはほぼ100%個室で、そこから特別室とか、専門助産師サポートとか、エステの回数を増やすとか、アロマバスとか、有料オプションを選ぶことができます。

基本の出産入院費にはフォトブックと動画の記録も付いてました。そういうのは有料オプションでいいから、基本料金を下げてくれ。

保険金の請求は自分からしよう

出産から数か月後、育休中にふと保険のことを思い出しました。

会社の団体保険で医療保険に入っているけど、帝王切開って保険金の対象かな?誰が保険金請求の手続きしてくれるんだろう?

自分でやるんですよね、もちろん、誰もしてくれません。医療保険に加入している本人が行動しないと、勝手に保険金の手続きは進みません。

どうやら保険会社に問い合わせる必要がありそうです。しかし、自宅に保険関係の資料がなくて、保険会社の問い合わせ先がわかりません。

育休中で自宅にいるので、ひょっとして会社に置いたままかもしれません。しかたないので、会社に保険会社の問い合わせ先を聞きました。

保険会社に請求用の書類を送ってもらう

保険会社に電話したところ

「帝王切開は保険の適応になります。お力になれますね」

と優しそうなお姉さんが教えてくれました。

数日後には、自宅に保険金を請求するための書類一式が送られてきました。

そのまま3週間放置

書類をもらって一安心、そのまま放置。

体調不良や旅行など、所用が立て込んで、保険のことを後回しにしちゃった。このままでは育休が終わってしまう、保険のことを忘れてしまう!!

事後の保険請求は3年以内らしいですよ、みなさんも忘れずに。

産院で診断書を書いてもらう

産院で保険金を請求するための診断書を書いてもらました。

1診断書、5400円ですよ、あれまあ。

私の場合は、請求する保険金が10万円以下の時は、医師の診断書は不要で、領収書と診療明細書だけで保険金の請求ができます。

簡易請求と言うらしい。

でも、請求前に保険料がいくらぐらいになるのか?まったくわかりません。

保険金が10万円以下なのか、10万円以上なのか、さっぱりわかりません。

保険会社に電話で聞けば教えてくれるかもしれませんが、「まあ、手術したから10万円以上だよ」と、てきとうに判断しました。

必要書類を返送して数週間で入金

産院から診断書もらってまた2週間ぐらい放置してました。忙しくて‥、すみません。

その後、保険請求の書類を準備し始めて、自分で書くところは、そんなに難しくなかったです。氏名や住所と振込先の口座を書いたぐらいです。

月の半ばに書類を保険会社に返送して、やれやれ、いつかは保険金が入金されるだろう、と思っていたら、その月の月末には、保険金が入金されました。

早い!!、思ったより手続きは簡単でした。

出産入院費と保険金の差引で残った金額は?

入院日数は9日間で帝王切開したら、保険金は29万円でした。入院1日で5000円、手術10万円が基本の医療保険です。

女性特有の疾患なので、入院1日1万円、手術20万円の、保険金を2倍にしてくれるタイプでした。

支払った金額は出産入院費と診断書で56万円ぐらい。入ってきた金額は出産育児一時金で42万円、会社の補助、保険金29万円。

手元に残ったのは差し引き25万円ぐらいでした。

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個人のケースで医療保険の損と得を考える

保険は「もしもの時のお守り」、不幸の宝くじなので、ケガや病気をすることなく、保険金を請求する機会がないほうが平穏無事です。

損得で考えるもんじゃない、もとから損をする構造になっている。そんなふうに思っていますが、あくまで個人のケースでの医療保険の損得を考えてみました。

我が家は、ケガ、医療、三大疾病の3つパックで、夫婦で月額3270円の団体保険に加入しています。

共働き30代後半で子ども2人の我が家が加入している保険 - みとべのできるかな

1年間の保険料は4万円ぐらいです。

今回の帝王切開の保険金で25万円ぐらい手元に残りました。

25万円を年間の保険料4万円で割ると、6.4なので、6年と数か月の保険料に相当します。

つまり、夫婦のうち1人が、6年に1回ぐらい、1週間以上入院して手術をして30万円前後の保険金を受け取るなら、支払っている保険料と同じぐらいの金額になる、元が取れるイメージです。

不幸の宝くじの保険で、元取ってどうするねん?というツッコミもあると思いますが‥

やっぱり医療保険で得するのはレアケース

30代で6年に1回ぐらい大きなケガや病気で入院して手術するって、けっこう不運(辛い)かわりと不健康な生活をしていると思います。

ガンや大きな病気になるリスクは誰にでもありますが、若い時ほど確率は低いです。

私はこの帝王切開が入院&手術の初めての経験でした。

将来のことは誰にもわかりませんが、若い年代ほど、医療保険で得をすることはほとんどない、レアケースと思います。

私の場合は、帝王切開で13万円ぐらいの自己負担がありましたが、会社の補助で10万円以下の負担に減りました。

高額療養費制度もあるので、会社の補助がない人も、自己負担は10万円以下になると思います。

帝王切開をして、数年後、次に産む時は確実に帝王切開になる人なら、妊娠前に医療保険に入ることで、支払う医療保険料よりも数万円は得するかもしれません。(でも、その数万円のために医療保険に入るのは、なんか違う気がしますよね)

医療保険は不要かもしれない

病気や入院があって、医療保険の請求する時は、加入している本人が行動しないと、何も始まりません。せっかくの医療保険を使うべく、手続きを始めてください。

手続きはわりと簡単です。たいてい、保険金が10万円以下なら簡易請求、10万円以上なら、医師の診断書が必要です。

我が家のケースでは、夫婦のうち1人が、6年に1回ぐらい、1週間以上入院して手術をして30万円前後の保険金を受け取るなら、支払っている保険料と同じぐらいの金額になる、元が取れるイメージです(保険の元を取る、という考えは賛否あり)

入院や通院、手術は、高額療養費制度もあります。保険の見直しの途中なのでまだ結論ではありませんが、医療保険は不要な気がしてきました。