ビジネス書籍のバイブルと評される「7つの習慣-成功には原則があった!」(原題:The Seven Habits of Highly Effective People)を読みました。
読み終わるのに数か月かかりました、いやあ、長かった。
自己啓発の本は、年配の上司に正論をクドクド言われ続けるイメージがあって苦手です。(個人のイメージです)
洋書は外国語を翻訳するので文章が長く、退屈になるし、読み物としての面白みに欠けるので、あまり読みません。
それでも、自己啓発で洋書で分厚い本という苦手タイプの本を、育児の合間、合間になんとか最後まで読みました。
なんで苦手タイプの本を読んだかというと、
好きな投資ブログのうちの1つで、繰り返し読むなら「7つの習慣」と紹介されたのがキッカケです。
ブログを数か月読んでいると、ブログのテーマだけでなく、そのブログの書き手の人柄をなんとなく感じることがあると思います。
ちゅり男さんの、専門以外の本を読むことや、習慣化の大切さ、物事の取り組み方がすごいなあと思っています。
ブログで「繰り返し読む」と評している本を、読んでみたくなりました。
目次
第一部 パラダイムと原則
インサイド・アウト
7つの習慣とは
第二部 私的成功
第一の習慣 主体的である
第二の習慣 終わりを思い描くことから始める
第三の習慣 最優先事項を優先する
第三部 公的成功
相互依存のパラダイム
第四の習慣 Win-Winを考える
第五の習慣 まず理解に徹し、そして理解される
第六の習慣 シナジーを創り出す
第四部 再新再生
第七の習慣 刃を研ぐ
再び、インサイド・アウト
緊急ではないが重要である第二領域に集中する
緊急で重要な、後回しにできない第一領域の用事に追われて、疲弊するあまりに緊急でも重要でもない第四領域に逃げて時間を使ってしまう。
まさに、私の日常はそんな感じです。
緊急ではないが効率的な自己管理のために重要な第二領域に集中する。
7つの習慣 第三の習慣 重要事項を優先するp215より
第二領域の用事とは、日頃から実行すると、生活の質、仕事の業績を著しく向上させる活動を指します。
この考え方を意識して、なんとか実生活に取り込んでいきたいです。
良い人間関係を作るための近道はない
- 相手の内面を本当に理解しようとする姿勢から全てが始まる
- 原則に立ち戻り、原則が大事な理由を根こそぎ説明
読んだ人が行動できるように、伝えたいことを端折らず、全てを説明する主旨なので、本文は自然と長くなります。
巷に並べられている「誰でもわかる、簡単な〇〇」というタイプの本とは真逆です。
1回読んだだけだと理解しきれませんでした、パラダイムシフトや影響の輪などのイメージが付いたぐらいでしょうか?
繰り返し読む度に新しい発見がありそうです。
お互いを信頼する良い人間関係は、時間をかけて対話し、相互理解の土台の上に成り立つ、という原則に立ち返る話が多いので、仕事だけでなく、親子、友人など関係構築にも役に立ちます。
例え話に親子の対話も多くあり、親子の擦れ違いや信頼の貯金を親子間で貯める話が印象的でした。
主体的になりたいと思案する
私は仕事を取捨選択する権利がない、裁量権がない契約社員で、ワーママをやっていると、自分ではどうにもできない無力感をよく感じます。
- 横から業務が割り込みで入れられて、複数の期日が近すぎて泣けてくるとき
- そもそも、自分の力量以上のものが降ってくる時
- 海外出張や夜の接待には行けず、なんとか代役をお願いする時
- 子どもともっと多くの時間を過ごしたいと思いながら、時短では業務が終わらないので、フルタイム勤務、そして仕事を家に持ち帰り
自分でコントロールできないことが多すぎて、わざと受け身になることで、やり過ごして来ました。
もし、このまま数年後に死んだら(不吉ですみません)、「仕事に振りまわされ、家族や友人との時間が少なくて残念」と不完全燃焼な気持ちになるでしょう。
なんとか、もっと主体的に取り組めるようになりたい
そのためには、しっかり時間をかけて自分の行動を見直したり、刷新したりする必要があることがわかりました。
幸せになりたい、主体的に生きたいと、今後の生き方を悩んでる人には、原則に帰ることができる有用な一冊だと思います。