みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

国内の高配当株と連続増配株はどっちが勝つ?「高配当」だけで銘柄を選ぶのは止めましょう

日本株で配当投資したい時、高配当株と連続増配株のどっちがいいのか気になります。

  • 高配当株と連続増配株、どちらのタイプが投資効率がいいのか?
  • 高配当株や連続増配株、「配当が良い」というメリットだけで投資する銘柄を選んでいいのか?

この辺を疑問に思う人は多いかもしれません。

高配当株と連続増配株、投資効率はどっちがいい?

同じ金額を同じタイミングで投資したら高配当株と連続増配株、どちらがよりたくさん儲かるのか?

2008年から2017年の10年間で比較すると、連続増配株のほうが高配当株より儲かる、その差は2倍。

思ったより差が付きました。TOPIXには勝つだろう、連続増配株のほうが高配当株に勝ちそうと思っていたら、その差は予想より大きかったです。

  • 株価の値上がり利益=連続増配株>高配当株
  • 累積配当金額=連続増配株>高配当株

連増増配株のほうが10年間の配当金の総額は多いです、予想以上に多い、ビックリ

f:id:mitove2:20190315053130p:plain

高配当株を再投資できるか

ここで思ったのは「高配当株の配当再投資戦略(長期)」を選ぶなら、株価下落時の再投資が最も重要ということです。

ただ国内の高配当銘柄は元から株価が弱い、つまり株価が上がりにくい、下がる時は真っ先に下がるイメージがあって、バイ&ホールドするのは我慢、つまりストレスが高そうです。そんな状況で株価が下がるタイミングで再投資するのはさらにストレスが高そう。(私見です)

株価は気にせず再投資を続けられる人に向いてますね。

「配当が良い」だけで投資していいか?

配当投資の記事を読むたびに、基本的な疑問を感じていました。「配当が良い」「高配当」だけで投資する銘柄を選んでいいのか?

答え:高い利益が続く成長性や将来性が大事

当たり前ですけど、高配当や連続増配できる背景として、企業の成長性や将来性を見極める必要があるってことですね。利益が悪化したら減配なんてもこともあるし。

配当は企業の利益が優秀である結果にすぎない、と。

配当投資をしている人には当たり前な話かもしれませんが、高配当でありさえずればオッケー、買いましょう的な記事を読んで不思議に思っており、個人的にはスッキリしました。

過去に、高配当だからという理由だけで投資した経験は、勿論あります。(汗)

余談:米国はETFで比べることができそう

日本の個別株とは違って、高配当ETF、連続増配ETFとかなら分散投資ができて銘柄の入れ替えもしてくれます。その代りに、配当率や再投資の効率はETFの方が低くなる傾向があります。(ETF=上場投資信託)

米国や海外株の高配当ETF、連続増配ETFとかなら長期、10年以上の比較は簡単だと思います。

バックテストで疑問スッキリ

今回は、国内の10年間のデータを比較してみました。

注意として、あくまでバックテスト(過去のデータを遡って検証)なので、高配当も連続増配もバックテストに入っている銘柄が将来も同じ配当である保証はないし、新しい銘柄が高配当や連続増配になる可能性もあります。

高配当株は2019年から、連続増配株は2017年から選んでいます。その過去のデータを遡った検証です。過去のデータを検証するバックテストの限界は忘れないようにしましょう。

配当投資が気になる度に疑問に思っていたことがスッキリしました。長期投資と一口に言ってもたくさんのタイプがあるのが面白いですね。