【2019年9月日更新】
ここ数年は、投資信託の積立で国際分散投資をしています。なので、しばらく外貨を直接買っていません。
今後、相場が大きく下落すれば、海外ETFや個別株を購入するかもしれない。その時は、外貨の米ドルを買付するだろうから、現在の為替手数料と外貨買付方法をおさらいしようと思いました。
使ったことがある新生銀行と住信SBI銀行やSBI証券の話がメインです。
- 外貨(定期)預金と円預金は違うよ
- リーマンの超円高
- 放置してたら円安に
- 今の新生銀行の外貨預金
- 住信SBIネット銀行の為替手数料
- 外貨普通預金・外貨定期預金
- 外貨積立
- SBI FXトレードの積立FX
- SBI証券 大きな金額なら手数料がすごいお得なFXα
- 外貨預金よりも低コスト
外貨(定期)預金と円預金は違うよ
2006年ごろ、初めて外貨の米ドル資産を持ったのが外貨定期預金でした。
- 円定期預金と名前が似ているので、外貨MMFとか、FXとか、株とかよりも、身近に感じて怖くなさそう。
- 金利も円預金よりだいぶ高くて、一定期間預けたら、この金利がもらえることは決まっている。
あら、わかりやすい。と、初心者の自分は思いました。でもそれは大間違い。
外貨(定期)預金は円預金とぜんぜん違いますから
外貨預金は銀行に払う為替手数料が高く、満期日までは解約できないので流動性が悪く、為替リスクが直撃する(円高になった分だけ損をする)。しかも預金保険の対象外(保護されない、泣)
為替差益>>>>外貨(定期)預金の金利、つまり、数%の金利なんて、数日の為替変動でふっとびます。
外貨定期預金の金利に釣られてはいけません。おススメしない投資先としてよくネットで書かれています。
リーマンの超円高
当時の新生銀行の外貨定期預金は年率3.0%でした。金利に釣られて、500万円ほど5年満期の外貨定期預金を買いました。
2006年頃は1米ドル119円。為替手数料が当時は2円ぐらいだったので(バカ高い)、為替手数料だけで数万円も引かれました。
2011年前後に円高が進んで1ドル75円になって、180万円ぐらいの含み損にビビッていました。でも、定期預金なので、何もできずぼーと見ているだけ。
500万が320万円になったら、投資経験がない素人の私は、この世の終わり、みたいな気分になってました。
放置してたら円安に
外貨定期預金が満期になった2011年も、円高が続いて含み損の状態だったので、外貨口座に米ドルのままで、ただ寝かしておきました。
アベノミクスがやってきて、2015年に1ドル123円で円安にふれたタイミングで、なんとか米ドルから円に戻して、外貨預金から脱出しました。
そんなこんなで、外貨預金の利益は2006年から2015年の9年間で14.5%、年率1.6%。
なんとか、利益があっただけ御の字と思いました。
こんなへっぴり投資で思ったことは、2度と外貨預金はしないということでした。
今の新生銀行の外貨預金
最近になってだいぶ為替手数料は安くなっています。ただし、大手銀行はまだ片道2円とかすごい高いです。
例えば、なつかしの新生銀行
スタンダードが一般客、ゴールドが中級客、プラチナが優良客で、スタンダードで片道米ドル15銭。米ドルは片道15銭を基準として覚えておきましょう。
一方で、現在の外貨定期預金の金利は低く、為替リスクに釣り合う金利ではないので、ますます外貨預金はおススメできなくなっています。
住信SBIネット銀行の為替手数料
住信SBIネット銀行はSBI証券と連携しており、とても使いやすいです。SBIネット銀行で円から外貨にかえて、SBI証券で外国株や海外ETFを買うことができます。
一方で、円をそのまま使う、円決済で海外の株やETFを売買することもできます。円で売買できると外貨にかえる手間が省ける一方で、円決済では為替コストが25銭かかるので注意です。
外貨普通預金・外貨定期預金
1米ドルで片道4銭、為替コストもこんなに安くなったのね。
外貨積立
2018年4月2日から、外貨積立は為替コストが米ドルで2銭になりました。
もうすごい低コスト、感動する。ただし、米ドル2銭なのは外貨積立だけなので注意。
「外貨積立」の為替コスト改定のお知らせ|住信SBIネット銀行
米ドルの外貨積立をやってみた記事はコチラ↓
SBI FXトレードの積立FX
SBI FXトレードでの積立FXをレバレッジなしですると、ドルコスト平均法で積立することができます。為替手数料は片道5銭。
お気に入りの記事はこちら
ただし、こちらの積立てFXはSBI証券の外貨決済(外貨で株やETFを買うこと)には使えないので注意。
株や投資信託と損益通算もできませんよ。
SBI証券 大きな金額なら手数料がすごいお得なFXα
SBI証券のFX口座でできるFXα。α(アルファ)がくっ付ているのは、大きな金額での買付が基本だから。
ブログ「投信で手堅くlay-up!」の現引きの方法がわかりやすかったです。
FXで利益を得ることが目的じゃなくて、円から外貨に両替することが目的なので、通常はレバレッジ1倍でします。レバレッジ1倍だと、1万米ドルからの取引になります。
1米ドルが110円なら、110万円いるぜよ。為替手数料は1米ドルで0.5銭。あらまあ。
外貨MMFは省略。
外貨預金よりも低コスト
ドル建ての商品に興味をもったら、外貨預金よりも低コストな、積立FX(レバレッジ1倍)をとりあえず初めてみたらいいかもしれなません。
海外ETFや海外個別株を数十万で買い付ける時はSBIネット銀行の外貨積立で、大きく買い付ける時は、SBI証券 FXαで米ドルを買うと為替コストを安くできます。