【2019年9月日更新】
思えば投資デビューは20代の外貨定期預金でした。基礎知識まったくなし、為替何それ?というレベルで始めたので、失敗する教科書例みたいな感じでした。
外貨(定期)預金と円預金は違うよ
2006年ごろ、初めて外貨の米ドル資産を持ったのが外貨定期預金でした。
- 円定期預金と名前が似ているので、外貨MMFとか、FXとか、株とかよりも、身近に感じて怖くなさそう。
- 金利も円預金よりだいぶ高くて、一定期間預けたら、この金利がもらえることは決まっている。
あら、わかりやすい。と、初心者の自分は思いました。でもそれは大間違い。
外貨(定期)預金は円預金とぜんぜん違いますから
外貨預金は銀行に払う為替手数料が高く、満期日までは解約できないので流動性が悪く、為替リスクが直撃する(円高になった分だけ損をする)。しかも預金保険の対象外(保護されない、泣)
為替差益>>>>外貨(定期)預金の金利、つまり、数%の金利なんて、数日の為替変動でふっとびます。
外貨定期預金の金利に釣られてはいけません。おススメしない投資先としてよくネットで書かれています。
リーマンの超円高
当時の新生銀行の外貨定期預金は年率3.0%でした。金利に釣られて、500万円ほど5年満期の外貨定期預金を買いました。
2006年頃は1米ドル119円。為替手数料が当時は2円ぐらいだったので(バカ高い)、為替手数料だけで数万円も引かれました。
2011年前後に円高が進んで1ドル75円になって、180万円ぐらいの含み損にビビッていました。でも、定期預金なので、何もできずぼーと見ているだけ。
500万が320万円になったら、投資経験がない素人の私は、この世の終わり、みたいな気分になってました。
放置してたら円安に
外貨定期預金が満期になった2011年も、円高が続いて含み損の状態だったので、外貨口座に米ドルのままで、ただ寝かしておきました。
アベノミクスがやってきて、2015年に1ドル123円で円安にふれたタイミングで、なんとか米ドルから円に戻して、外貨預金から脱出しました。
そんなこんなで、外貨預金の利益は2006年から2015年の9年間で14.5%、年率1.6%でした。
- 国内定期預金(比べるのもあれですが)よりは高い
- 個人向け国債10年より利回りは良かったが、それも為替のおかげ
- つまり、最終利益はほぼ為替(円安)のおかげ
外貨定期預金が満了になった時、円高だったので円安になるまで放置したので、なんとか利益がでた、利益はほぼ為替(円安)のおかげ、という感想でした。
やっぱり基礎知識なしで、銀行の勧誘にそのままのって外貨預金を始めると、手数料が高めだし為替リスクをかぶるのに、大した利回りは見込めないんだなと、学びました。