来年からの新NISA、夫婦間で投資する資金を受け渡しする際の、贈与税が心配になって情報をまとめてみました。(税金の話は個人やその時によってルールが違うと思いますので、参考程度に思ってください)
夫婦間で贈与税?
新NISAで、夫→妻のパターンが多いと思うけど、贈与税、どうしたらいいかわからない🙄 https://t.co/xnj07mBcwP
— みとべ@有給ないよおお (@mitove2) 2023年9月27日
当初、夫婦でそれぞれ10万円/月、年間120万円、新NISAに投資をするイメージでした。つみたてNISAのときも、貯金担当の私の給与(と預金)から、入金してました。(夫は生活費担当で貯金してるかどうかは不明‥)
新NISA、360万円/年、贈与税あり
税理士ドットコムで似たような質問したが人がいて、新NISAで1年間の最大の投資額の360万円/年を、夫婦間で受け渡しした場合は贈与税の対象になる、という回答でした。
110万円/年、親子間で贈与税あり?
じゃあ、110万円/年なら、贈与税は発生しないのね、よかったよかったと思っていたら、親から子へ20年間、110万円/年で受け渡した資産は、贈与税の対象にみなされている記事がありました(新NISAは無関係です)
愛する娘へ「年間110万円」を20年間贈与していた父逝去…2年後、税務調査で「670万円」の追徴課税のワケ【税理士が解説】(幻冬舎ゴールドオンライン) - Yahoo!ニュース
どうやら、子が自分で管理しておらず、口座開設から管理にいたるまで全て親がやっていた、実質の口座の保有者は親である、という判定らしいです。
暦年贈与と贈与税?
暦年贈与とは、1月1日~12月31日までの1年間(暦年)に贈与された財産が、贈与税の基礎控除(年間110万円)以下であれば、贈与税がかからないことを活用した贈与の方法です。
暦年贈与とは?改正のポイント・注意点・相続時精算課税との違いを解説|相続大辞典|【相続税】専門の税理士60名以上|税理士法人チェスター
暦年贈与があるから、110万円/年なら夫婦間で贈与税が発生しないんですね(たぶん)。クロスパールさんが税務署に問い合わせしたブログがこちら↓
新NISA、110万円/年の贈与税なし
新NISAで想定されるような、定期、定額で110万円/年、夫婦間の資金の受け渡しは、それぞれの口座をそれぞれが管理しているのであれば、贈与税は発生しなさそうです。よかったよかった。
ついでに、そもそも生活費なら贈与税は発生しない、この生活費に何が入るのかですが、国民年金・健康保険料や、治療費も含まれるそうです。夫に何かあって入院や治療で資産を取り崩すのも贈与税とか気にしなくてよいということを知って、安心しました。
あとは、結婚してから20年以上で、不動産のみ、贈与税が非課税になる「おしどり贈与」(詳しいルールはお調べください)があるのも知りました。
新NISAで贈与税を調べてみたら、夫婦間の贈与のルールっていっぱいあるんだなと勉強になりました。この辺のルールは変更もあるので、その時になったら調べたほうが良さそうです。