SBI証券からつみたてNISAの1年間のコスト(手数料)が届きました。
信託報酬に加えて実際に払っているコスト(実質コスト)が簡単に確認できます。我が家は夫婦でSBI全世界株式(雪だるま)に投資を続けています。つみたてNISAの投資方針はコチラ↓
年に1回実質コストが届く
金融庁が決めたルールなので、つみたてNISAをしてる全ての証券会社と銀行は、1年間の信託報酬を含む実質コストを教えてくれます。
「つみたて NISA」では保有中のコストも分かりやすく通知
投資信託を保有している間継続的にかかる信託報酬については、毎日、投資信託が保有する財産の中から少しずつ引かれていますので、(販売時に説明を受けたとしても)実際にどの程度かかっているのかイメージしにくい人もいるようです。しかし、「つみたて NISA」で投資信託を購入した人には、原則年 1 回、定期的に信託報酬の概算額の通知を受けることができます(例えば、1 年間で約 2,000 円というように、比率でなく金額で示されます)。
「つみたて NISA」で投資信託を購入すれば、コストが明確で、かつ低水準となるのです。
つみたてNISAのコストをチェック
SBI証券だと「口座管理」→「電子交付書面」、黄色の閲覧をクリック
電子ポストの画面で、1月6日に「つみたてNISAに関する信託報酬等の概算額のお知らせ」が届いてました。(郵送を選択している人は郵送で届きます)
「つみたてNISA関する信託報酬等の概算額のお知らせ」のコストの表記はこんな感じ。
私の名義の口座
夫の名義の口座
2人とも約1900円(0.3021999%)(消費税込)
同じSBI全世界株式(雪だるま)に同じ金額(年間40万円)を投資してますが、評価額が違うので、細かいコストも違います。手数料は内訳にも約が付いて、これを足すと
私は約1880円、夫は約1950円
評価額が高いほうが、もちろんコストも高い。
ちなみに、投資信託の評価額は手数料が引かれた後の価格です。
この「信託報酬」等は、お客様から直接お支払いいただいたものではなく、「信託報酬」等に相当する金額を、お客様の投資信託の資産から差し引かせていただくことにより、間接的にご負担をいただいております。
※この結果、投資信託の価値(基準価額)は、「信託報酬」等を差し引かれた値となっております。
なにはともあれ、全世界株式も実質コストで0.3%です。インデックス投資は特にファンド同士の競争もあって低コスト化が進んですごい良い時代になりました。
このコストでインデックス(指数)と乖離が少ないように安定運用してくれるなら、十分だと思います。
実質コストの仕組み
細かい内訳が気になる人は投資信託の実質コストのおさらいをしましょう。
投資信託のしくみ | これからはじめる積立投資 - 大和証券
信託報酬は、販売会社、受託会社、運用会社に支払う手数料。これが見直されて引き下げられると、投資家が喜びます。
実質コストのうち、売買委託手数料は、市場の株式・債券を売り買いするためのコスト。投資対象ファンドの委託報酬、その他の運用費に含まれています。この辺が運用している時にリアルタイムで変動します。
投資家は販売会社を通して間接的にその投信信託を運用している運用会社と受託会社に手数料を払っています。
低コスト化で証券会社は大丈夫?
投資信託の信託報酬に加えて実際のコストが見えるのがいいですね。だけどこれを見て思うのは、もし全員が低コストのつみたてNISAしかやらなかったら、証券会社側は赤字で同じサービスが維持できないかも。
つみたてNISAや新NISAだけで投資するのが悪い訳じゃありません。むしろこれまで投資から縁遠かった一般の人が始めるなら、非課税枠で低コストの投資信託だけ買う人が増えると思います。
投信の低コスト化はありがたいし嬉しいけど、各証券会社が共倒れにならないように、会社自体も長期の安定運営を目指して欲しいです。