みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

市場再編でTOPIX、MSCIジャパン、日経平均のどれが有利か

日本は東証1部がトップの4市場なんですが、2022年からプライム、スタンダード、グロースの3市場に代わります。

日本のインデックス投資と個別株の両方を持っており、市場再編で株価の変動が大きそうだから、日本の投資を減らしたほうがいいのか、売った方がいいのか心配になって、情報をまとめてみました。

東証1部からプライムに代わる

東証1部の2000銘柄が多すぎるし基準が不明瞭だってことで、プライム、スタンダード、グロースの3市場に変えて、海外からの取引を活性化しようということです。

f:id:mitove2:20210307111234p:plain

https://www.jpx.co.jp/corporate/news/news-releases/0060/nlsgeu000004ke6p-att/J_kouhyou.pdf

この春はコーポーレートガバナンスの改定らしいです。国内市場のガバナンスか‥‥がんばってください。

プライム市場の条件

f:id:mitove2:20210307111229p:plain

3市場になって、上下はなくて3市場は並列って説明ですが、実質はプライム市場がトップで、東証1部よりもトップのプライム市場に入る条件が厳しいです。しかし、2022年4月のスタートでは、希望すれば東証1部銘柄はプライム市場に入れる可能性があるので、現時点では2021年4月にプライム市場の条件を満たさない銘柄が入るのか入らないのかはわかりません。

市場再編による株価の影響

他の人が市場再編の対策で売ったり売買を控えたら、割安な美味しい株がでるかもしれません。一番の心配は、東証1部の持ち株がスタンダード市場に落ちたら、大きく株価が下がりそうということです。

  • 東証1部(トップ)の銘柄のうち、プライム市場(トップ)に残れそうな銘柄を買う
  • 東証2部(セカンド)からプライム(トップ)に上がれそうな銘柄を買う
  • 東証1部(トップ)からスタンダード(セカンド)に落ちる可能性が高い銘柄を買わない

initial.inc

ボラティリティを上手く掴めるか、短期的な売買が得意な人には好機でしょうね。

総合指標のTOPIX

TOPIXと日経平均が国内の株価指数(インデックス)として有名です。TOPIXは東証1部と連動しています。東証2部やマザーズなどの4市場の全体の時価総額のうち、東証1部が占める割合は95%を超えるので、TOPIX=東証1部=国内株価指数の総合指標という扱いです。

市場再編の後は、市場区分とは連動しない、つまりプライム市場とは連動せず、2023年10月までの移行期間で、流動性比率が低い銘柄を少し除外して、現行のTOPIXの99%はカバーする予定になっています。

つまり、市場再編の後もちょっと整理するけどほとんど同じ国内総合指標としてTOPIXは存在するという計画です。

https://www.jpx.co.jp/news/1044/nlsgeu0000057d2k-att/j_data1.pdf

日経平均株価225銘柄

日経平均株価は、構成225銘柄のうち1銘柄を定期的に入れ替えています。毎年9月発表で10月に入れ替えます。市場再編の後、株価の変動が大きい場合は、225銘柄と少ない分、日経平均に含まれている銘柄、入れ替え銘柄の両方の影響が大きくなります。

ここ数年は1~2銘柄の入れ替えがあり、2020年はソフトバンクが日経平均に入りました。過去に2000年の日経平均の30銘柄入れ替えにより、日経平均の指数としての連続性が断絶されたと問題になりました。

日経平均株価が犯した「三つの罪」 | ブックス・レビュー | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準

今回の市場再編で、複数銘柄の入れ替えの可能性があるのかはわかりません。

直近3月19日では、日銀のETF買いがTOPIX連動のみになる=日経平均銘柄の買付が減ると発表があり、ユニクロを中心に売られています。

日経平均とTOPIXのウエイト上位30銘柄:TOPIX優位は日銀ETF買い入れ方針でどうなる? | トウシル 楽天証券の投資情報メディア

MSCIジャパン

自分の投資先の話をすると、eMAXIS Slim 全世界株式(オール)に入っている日本指数はMSCIジャパンで、日経225ともTOPIXとも中身が違います。

iシェアーズ MSCI ジャパン ETF

時価総額の上位85%をカバーしています。カバー率が最も高いTOPIXが市場再編で大きく変動する場合、MSCIジャパン指数も大きな変動を受けることになります。

『MSCI ジャパン (円) インデックス』 |株価指数

どの国内指数が有利なのか

2022年の春を挟んで市場再編により株価がどれぐらい変動するのかその時になってみないとわかりませんが、影響の受けやすさ(指数の変動の大きさ)は組み入れ銘柄数とカバー率から、

株価の変動が大きい=日経平均>MSCIジャパン>TOPIX=株価の変動が少ない

と予想します。しかも日経平均は10月の銘柄入れ替えがあるので、春と秋で2段構えで大きめの株価変動の可能性があります。

値動きがあったがほうが儲かる投資手法もあるので、日経平均株価の動きが大きい場合、それを有利と考えるか不利と考えるかは投資戦略によります

ホールドか売りか

市場再編で株価の変動があるから日本指数を売って、持たないほうがいいのかと心配になって調べてみました。

  1. 市場再編の影響で値動きが大きいところを狙うなら日経平均の中期売買(売買したくない人はホールド)
  2. 長期投資で、国内市場全体に投資したい&市場再編の影響をあまり受けたなくない=TOPIXまたはMSCIジャパンをホールド

まとめると、自分は長期投資なんで②になります。全世界株の中に含まれているMSCIジャパンに投資しているので、そもそも日本だけ売れません。

日本市場の再編は国内市場の活性化=全体の成長の促進なので、長期では上昇を狙ったものになります(実際に右肩上がりになるかは別問題)。なので、長期投資ならTOPIX、MSCIジャパン、日経平均のいずれも基本はバイ&ホールドです。

ただし、インデックス(指数)も個別株も株価の変動が大きいかもしれませんので、いつものように各自のリスク許容度に応じた投資(買いすぎない、多すぎないポジション)をするのが大切ですね。