【2022年3月更新】
ポイント運用はポイントを使って、投資のお試し体験ができます。現金を使うことがなく、株や指数に連動してポイントが増えたり減ったりする疑似投資です。
本人確認もいらないので、気軽にお試しできるのがいいです。スマフォとポイントがあればアプリを入れて、1分で簡単に始められます。
- 投資の疑似体験ができるポイント運用
- ポイント運用の良い点
- ポイント運用の悪い点
- 現金を使わず気軽に始められる
- 永久不滅ポイントはアメリカ株コースがお勧め
- 日本株の株式コースはお勧めしない
- 交換手数料はアプリで違う
- 配当落ちの損がある
- 米国株の投資信託やETFが選べる
- 世界株のバランスファンド
- ポイント運用はおまけ感覚で楽しもう
投資の疑似体験ができるポイント運用
ポイント運用はそれぞれのポイントでルールや使うアプリ、ポイントが連動する投資先が違います。米国株の投資信託やETFも選べます。上がると思う投資先を選んでも、下がって損をする(ポイントが減る)ことはあるのは忘れないでおきましょう。値下がりで利益を得る「売り」取引はできません。
ポイント運用の良い点
- 投資の疑似体験(値動きの体験)が、本人確認が不要で、アプリ1つで簡単にできる
- おまけでもらった1~100ポイントぐらいの少額から投資体験ができる
- ポイントが増えるかも、おまけがさらにもらえる期待と遊び心
- 現金を使わないので、お金が減ることはない(ポイントは減ることはある)。信用取引はないので借金は発生しない
- ポイントで余計な買物をしなくなる、無駄遣いの防止
- ポイント運用で増やして貯めると、ポイント還元の増量キャンペーンで有利(ポイ活の上級者向け)
- アプリのサービスで無料でポイントがもらえる
- ポイントの使用期限を延長できる(失効を防ぐ)(ただし、使用先限定や有効期限の短いポイントは使えないことが多い)
- ポイントが増えても、一時所得の特別控除の金額以下なら、非課税
ポイント運用の悪い点
- ポイントを投資用のポイントにする、元のポイントに戻すとき、交換手数料を取られる場合がある
- 投資先が下がると、ポイントが減ってしまって、後悔するかもしれない
- ポイント運用で選べる投資先の株やETFの種類が少ない
- 株やETFの場合、配当や優待の権利はないので、配当落ち、権利落ちがあると、その分だけ損をする
- 現金は使えないので、大きな取引は難しい。余力が少ない。
- 本当の証券口座とは取引のルールが違うので、ポイント運用の独自のルールに慣れなきゃいけない
- 連携する本当の証券口座に頻繁に勧誘される(ポイント運用アプリは釣り餌でもある)
- ポイントは金利が付かないし、現金より先に早く使うのがベスト、という意見からすると、ポイント運用は時間とポイントの無駄
現金を使わず気軽に始められる
現金が不要で、気軽に1~100ポイントで始められるのが最大のメリットです。損してもポイントが減るだけ。
証券口座とは取引ルールが違うけど、株や投資信託の値動きに慣れることができます。現金が減ることはないし、ポイントが減ってもおまけが減った感じなので、ショックは少ないはずです。
投資体験に使うポイントとアプリがあれば、1分で始められて、めんどうな本人確認の書類なども不要です。
運用している間は他に無駄遣いしないし、失効もしません。ポイント還元の増量キャンペーンまで貯めて待つ作戦ができます(運用で減るリスクはもちろんあります)
永久不滅ポイントはアメリカ株コースがお勧め
セゾンのクレジットカードをもってる人だけが選べる選択肢ですが、永久不滅ポイントはNetアンサーから、「アメリカ株コース」を選ぶと、交換手数料なしで1pからそのままポイント運用できます。
アメリカ株コース
米国の株式に投資し、投資成果をS&P500(円ベース)の動きに連動させることをめざすコース
グローバル企業が多く、世界の景気を実感しながら運用体験が可能です
「アメリカ株コース」はアマゾンとか個別の株ではなく、ETFのVOOというS&P500の指数に連動を目指します。ただし円ベースで、為替の反映など、本家のVOOと同じ動きがどれぐらいできるかはわかりません。
ポイント投資は、ETFの配当を除いた動きに合わせるので、配当落ちの分、不利になります。
セゾンのクレジットカードはアメックスデジタルなら5分で発行できます。
日本株の株式コースはお勧めしない
「株式コース」は日本株のカルビー、日清食品、ホンダを選べます。でも3つしか選べないし、「Stock Point」アプリを使うので、ポイント交換手数料が発生するのでお勧めしません。アメリカ株コースはETF(指数)、株式コースは日本の個別株、ぜんぜん中身が違うので注意です。
「株式コース」
実際の株価に連動してポイントが増減するコース
~永久不滅ポイントから交換したストックポイントが、実在する企業の株価に連動して増減します。永久不滅ポイント1ポイントを、ストックポイント4ポイントと交換いただけます。
「株式コース」において、1株の価値になった際、実際の株式に交換することが可能です(別途StockPointアプリのインストールが必要です)。
交換手数料はアプリで違う
「Stock Point」シリーズのアプリでは、ポイント運用のポイントに交換する場合、「交換レート」などの表現で、実質、交換手数料が発生します。永久不滅ポイントは、交換手数料がよくありません。
無料アプリStockPoint|ポイントサービス提携先のご紹介
ポンタは「Stock Point for Connect」アプリで、元に戻すときだけ、交換手数料1%が発生します。
PayPayボーナス運用も100円以上で1%の手数料が発生するようになりました。
Stock Point以外のアプリやポイント運用では、交換手数料は発生しないことが多いです(交換手数料無料:dポイント、auPay、楽天ポイント)。
Stock Pointのアプリよりも、ポイントが貯めやすく、ポイント交換の手数料が無料な携帯キャリアやセゾンがやってるポイント運用がお勧めです。
配当落ちの損がある
ポイント運用で株やETFを選ぶと、配当がもらえないので、配当落ちの値下がり損だけを被弾します。
投資信託なら配当は自動再投資されているので、ポイント運用では、配当込みの投信信託を選ぶ方が有利になります。
一方、投資信託は実質コストがETFより高目で、そのぶん、ETFより不利になります。また、投資信託はバランスファンドが多いので、米国株100%のETFと、米国株30%の投資信託では、中身が違うので値動きが違います。
米国株の投資信託やETFが選べる
ポイント運用ができる米国投資をまとめました。投資に興味がある人は、アプリをインストールしたら、現金や個人情報の登録も不要で、1分ぐらいで米国投資ができます。
dポイント
①おまかせ運用:投資信託(世界株80%か45%の2種類のバランスファンド)
②テーマ運用:米国TEF「コミュニケーション」「生活必需品」「ヘルスケア」「米国大型株(THEO+ docomoユーザー限定)」
補足:例えば「生活必需品」はKXI(iシェアーズ グローバル生活必需品 ETF)です。米国大型株(テッカー:IVV、米国500社)はTHEO+ docomoユーザー限定です。ちなみに金(ゴールド)も投資できます。「日経インバース指数」はd払いを1ヶ月以内に使ったユーザ限定です。
PayPayボーナス
3つの米国ETFから選べます。ハイテクのINVESCO QQQ TRUST SERIES 1(QQQ)、3倍レバレッジのDIREXION S&P 500 3X(SPXL)、SPDR S&P500 ETF(SPY)
補足:人気のハイテク(QQQ)、S&P500レバレッジ(3倍)でポイント運用できるのはPayPayだけです。運用ポイントに交換(追加)する時だけ100円以上で1%の手数料が発生します。
ポンタ
米国ETF:米国株指数30種(NYダウ)
補足:元に戻す時だけ、交換手数料1%が発生します
永久不滅ポイント
米国の投資信託:アメリカ株コース(VOO:S&P500に連動する指数、円ベース)
永久不滅ポイント運用サービス | クレジットカードはセゾンカード
補足:セゾンのクレジットカードのサービスのうち、「投資信託コース」のカテゴリにある「アメリカ株コース」を選びましょう。
世界株のバランスファンド
世界株の半分ぐらいが米国で、その他、債券などをふくむバランスファンドも選べます。海外株=米国株じゃないので注意です。
au Pay 運用
バランスファンド(海外株式35%):auスマート・プライム(高成長)
auスマート・プライム(高成長) | auアセットマネジメント
補足:「海外株」のうち米国株の比率がよくわかりませんでした。
楽天ポイント運用
①アクティブコース(世界株70%):楽天・インデックス・バランス・ファンド(株式重視型)
②バランスコース(世界株30%):楽天・インデックス・バランス・ファンド(債券重視型)
【楽天PointClub】:ポイント運用| ほったらかしで増えるかも!?
補足:SPUにもカウントされないし、楽天ポイントなら、楽天証券を使うほうがお勧めです。
永久不滅ポイント運用
セゾンのクレジットカードのサービスのうち、「投資信託コース」のカテゴリにある
「アクティブコース」、「バランスコース」はファンドラップ、「資産形成の達人コース」、「グローバルバランスコース」はセゾンの投資信託のバランスファンドです。
ポイント運用はおまけ感覚で楽しもう
アプリがあればポイント運用は1分で始められます。
- 普段から貯めている、使いやすいポイントを選ぶ
- アプリから「ポイント運用」を選ぶ
- 投資先を選んで、ポイントを使う(運用する)
米国株を中心に右肩上がりが続いていますが、ポイントが減るかもしれないのは忘れないでおきましょう。
本人確認が不要ですぐに始められて、米国投資も選べて、失敗してもポイントが減るだけなので、投資に興味があるけどやったことがない人が投資の体験をするにはちょうどいいと思います。でも、株やETFの配当落ちの損、投資先が少ない、ポイントだけなので少額、取引ルールが独自、などのデメリットもあります。
投資に慣れてきたら、利益が非課税になるNISAやiDeCoのほうがお勧めです。証券口座を開設して非課税投資を優先させましょう。
楽天証券かSBI証券でも、ポイントを現金扱いで投資したり、100円からの積立投資ができます。SBI証券、マネックス、ネオモバ、LINE証券などなど単端株の少額投資もできるところは多いです。
普段から貯めている使いやすいポイントを選んで、ポイント運用はおまけとして気楽にやるのが丁度いいでしょう。