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【青色、確定申告②】税理士さんに無料と有料で相談してみる

去年、個人事業主と青色申告の事前申請をしました。いよいよ初の青色申告ということで、専門家の税理士さんに相談してみた話です。

無料相談コーナー

2023年の秋ごろ、ネットで検索すると、地域の税理士協会が無料相談をやっていたので、電話してみました。

質問は「不動産やそのほかの事業のために、コアワーキングスペースを年間契約したら、その費用は経費にできるか」

家には私の個室はなく、もし不動産を拡大したり、事業として何かするなら、会議室も使えるコアワーキングスペースの年間契約を考えていました。その費用を経費にできるのかどうか、知りたかったのです。

回答は、「不動産で仕事部屋を借りる必要があるのは、宅建資格を持って仲介するとか、業務として必要だと説明できる場合だけですね。」、「個人で賃貸に出してるだけでは、コアワーキングスペースの年間契約料は経費にするのは難しい」ってことでした。

他の事も事業としてやる、という前提だったんだけど、初めての電話相談で緊張してるし、相手も「一般的なことのみ答える短時間の相談です」というルール上、お堅い感じの口調で、それ以上は聞けませんでした。

年初に探して、断られる

年明けたら、忙しくなって受け付けてもらえない、年を超える前、2023年のうちに税理士さんを探したほうがよいのは、その通りです。

でも、初めてなので自分が何を頼めばよいのか分からず、相談すれば解決するのか、代行で丸投げしたほうがよいのか、判断ができず、気後れしたこともあり、相談先を探すことなく年を超えました。

2024年に入って、確定申告の準備がeTaxとWeb確定申告書作成コーナーで意外と、自分で計算して入力することができました。

「初めての青色申告なので、自信がないところを相談したい」と、ようやく、1月の上旬に税理士んさんにメールをしてみました。

案の定、2023年の確定申告の相談は、もういっぱいで締め切りました、と断られてしまいました。

一括見積にメールしてみる

そもそも確定申告の有料相談の相場がわからなかったので、ネットでみかけた一括見積に登録しました。

何かしらの一括見積と同じように、どんどんメールが来て、その内容は「確定申告の代理を承ります、20万円(~15万円)+ネットで相談)」って感じでした。

なるほど、確定申告の代行料はネットで一括見積すると15万円~20万円みたいです。

しかし、ネット経由で代行してもらうほどでもないし、他所での口コミだと代行でも5万円~10万円の相場でした。

一括見積から代行を頼むのは割高で、リアルで会って質問もできないので、止めときました。

イラストbyしげるさん

市内の税理士さんが相談OK

一括見積じゃなくて、地道に相談先を探したほうがよさそうなので、市内の税理士事務所へ問い合わせを続けたところ、「有料相談(1時間数千円)で相談できます」と返事をくれた事務所がありました。

思わず「この繁忙期に対応できるなんて、暇なのかしら」と逆に勘繰り、口コミなどを探してみましたが、地方の一事務所の話なんて発見できるわけもなく、まあいいかと土曜日に相談を申し込みました。

有料相談に持っていたもの

確定申告書作成コーナーで提出する直前まで入力を完了させました。領収書のファイルと、eTaxで提出予定の画面のスクショを印刷して持参しました。

各項目の計算画面も一通り印刷して、その場で計算をたどれるように、パソコンも持参しました。

行ってから分かりましたが、「こちらから質問したことだけ答える方式」でした。あらかじめ、質問リストを準備しほうがよかったですね。

不動産のリフォーム、経費と減価償却

主に質問したのは、事業費=不動産の購入と家賃のところでした。

  1. 不動産購入費の減価償却費の計算方法
  2. 購入した不動産をリフォームしたときの、現状回復=2023年度の経費扱い、or 物件価値向上の工事=減価償却の扱い
  3. 特定口座の配当金の扱い
  4. 生命保険控除の入力
  5. 寄付控除の自治体が認定しているかどうか

とくに2のリフォームの現状回復を工事の明細から自分で選んだので、それが正しいか、工事の明細と共に質問してみたところ、青色申告の事業費(不動産)の資料をさっと見て一言「大丈夫でしょう」とあっさりした回答でした。

1の減価償却の計算方法も元の計算式があるエクセルをさっと見て、大丈夫の回答でした。なんか全体的にさっと見て、大丈夫でしょうと、あっさり答えるやり取りでした。

これからの事を質問

時間がまだあったので、2024年度の経費について、交際費の考え方とか、マンション1区分だけでも65万円の控除のほうで申請できる。帳簿付け、複式簿記が必要がだけど、そんなに難しくないから、(私が)できると思う、わからなければまた有料相談してください、みたいなやり取りをしました。

管轄の税務署も、2月上旬ぐらいまでなら手が空いてるから、予約を取ってそっちに相談することもできる、と教えてくれました。

余計なことは言わない、聞かない、さっと見て、パッと答える、そんな感じの対応でした。

相談では、税理士さんは間違いも修正も発見されなかったです。

大きな間違いを発見

年が明けてから確定申告の相談を受けてくれて、とてもありがたかったです。

しかし、書類は見るんですが入力と数字が合っているかパッと見るだけで、項目や数字の細かいチェックは対応外なんだなと思いました。

相談の後、自分で何回か見直したら、給与のところで、前職の源泉徴収票、前職+現職の源泉徴収票の2つとも入力して間違っており(前職の給与が2倍になっている)、冷や汗をかきました。

前職と現職の給与がまとめて1つの源泉徴収票になっていることに気が付かず、給与が大きく間違っていたわけで、提出前に気が付いた自分、ファインプレーでした。

2024年分の確定申告の相談は、相談料がもうちょっと高くていいから、項目や数字が合っているか、確認してくれるところがいいなと思います。

そんな親切対応のところがあるかどうかはナゾですけどね。

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