忘備録として、初めての青色申告、準備から提出までかかった時間と大変さのメモです。マイナポータルの事前準備は手順がわかりずらく、イラっとしました。
- 準備、エクセル表
- 年末までに領収書のノリ貼り
- 年末~、減価償却費のなどの計算
- 年初、給与や控除のチェック
- マイナポータルやeTaxの準備
- 事業費(不動産)の入力
- 給与や控除の入力
- 見直し(間違い探し)
- 確定申告は大変だ
準備、エクセル表
転職、不動産購入、工事(リフォーム)、賃貸契約、どう考えても確定申告が大変そうだったので、いつもの家計簿とは別に、エクセルでお金の出入りを管理してました。
①不動産の12か月表:購入、手数料、工事、仲介の不動産屋への費用、家賃収入、などなど。
②給与の12か月表:源泉徴収票から、総支給、社会保険料、などを確認して毎月、入力したもの。イデコや生命保険も入力。
- 時間:ちょっとずつ入力したので、合わせると‥1時間ぐらい?
- 大変さ:ちょっとずつ入力したので、大変じゃない、レベル1★
年末までに領収書のノリ貼り
①②それぞれで1月から12月の順で、A4のコピー紙に領収書や源泉徴収票をノリ貼り、大きな書類なら、そのまま穴をあけてファイリング。
書類の整理すごい大事です。ファイリングすると、エクセル表と領収書などの数字が合っているか、チェックできます。
- 時間:何回かに分けて貼ったので‥1時間ぐらい?
- 大変さ:ひと月多くても4枚、だけど、書類がどこにあるか、わからないと探す手間がある、レベル2★★
年末~、減価償却費のなどの計算
①のエクセル表から、経費(その年、事業費のマイナス(損)にできる)、もしくは、減価償却費(その年、および、その後、数年にかけて、事業費のマイナス(損)にできる)、どちらに分類するか、分類した後、経費、減価償却費、それぞれを計算します。
工事(リフォーム)の項目をそれぞれ、
- 経費:原状回復(壁紙や備品の交換)
- 減価償却費:物件価値の向上(和室→洋室の変更、新しい設備を付ける)
の2つに分けるのに、かなり悩みました。
減価償却費の計算も難しいです。費用×係数などの計算が必要で、物件は築年数とコンクリかどうか、工事は設備や内容によって、計算のもとになる係数が違います。
また減価償却費=〇〇年で償却する(〇〇年で価値がゼロ扱い)、の〇〇で割りますが(均等割り)、この〇〇年が、築年数や工事や設備の内容で違うので、初心者はアドバイスをもらうか、時間をかけて自分で調べる必要があります。
- 時間:調べて計算して、やり直して、合わせると2日かな?
- 大変さ:知らないことばかりで調べるけど、正解がわからない、レベル5★★★★★
年初、給与や控除のチェック
前職と現職の源泉徴収票、イデコ、生命保険控除、この辺をエクセル表②をみながら、チェックします。
セルフメディケーション(家族で1万2千円以上)は、薬を買ったレシートは捨てちゃったので、控除の計算はできませんでした(来年は保管しよう)。医療費(家族で10万円以上)はたぶん、10万円未満でした。
- 時間:エクセル表②があるので、ちょっと修正のみ。セルフメディケーションはレシートを探して、やっぱり見つからず。合わせると3時間ぐらい
- 大変さ:セルフメディケーションの1万2千円に届くか、レシート探してみた。レベル2★★
生命保険料控除制度について 制度概要|オリックス生命保険株式会社
マイナポータルやeTaxの準備
自動連携と電子申請するには、事前の準備が必要です。(eTaxの設定は個人開業届ですでにやってた)
わかりにくい手順と操作でイラっとすると思いますが、無理だと思ったら、連携はあきらめて手入力しましょう。
- スマフォとマイナポータル→外部サイトの社会保障、給与、生命保険控除、株の口座、などなどの連携手続きをする。(わかりにくい)
- マイナポータルとeTaxの設定をする。(わかりにくい)
- 確定申告書作成コーナーで、マイナポータルに取り込まれた給与や株の口座の情報が自動取得できる(すごい便利)
この電子申請と連携の事前準備、ひとつひとつの操作がわかる動画とか作らないと、脱落する人が多そうです。
- 時間:手順がわかりずらい、イラっとするので、何日かに分けてトライ、合わせると半日ぐらい
- 大変さ:手順わからない系は、嫌いじゃないのでやったけど、慣れてない人はすごい大変、レベル4★★★★
事業費(不動産)の入力
確定申告書作成コーナーで入力します。事前に、青色申告承認申請書は出していたので、青色申告がある(決算書を作成する)でスタート。事業費のところを不動産を選んで、あとは、エクセル表①の数字をみながら入力します。
分からない用語や項目は、調べながら進めて、ある程度やったら、保存すると、途中入力までのデータが出力されます。
次から、再開したいときはそのデータを読み込めば、途中入力したところから、再開できます。すごいわかりやすくて、便利です。
減価償却費とか、あらためて、確定申告書作成コーナーで計算しました。事前に減価償却の係数なども調べていたので、計算の確かめができてよかったです。この時に、計算ミスを発見しました。
- 時間:何日かに分けて入力、合わせると、1日ぐらい
- 大変さ:知らない項目が多い、計算もする、レベル3★★★
給与や控除の入力
事業費の決算書ができたら、所得のところに移動します。普通の勤め人はここからスタートです。給与は手動で源泉徴収票を入力、生命保険控除や株の特定口座は自動取得できました。
特定口座の配当を確定申告するかどうかで迷いました。(←特定口座なので選べる)
- 時間:給与の源泉徴収票の入力など、合わせると1時間ぐらい
- 大変さ:入力だけなので大変じゃないけど、配当をどうするか迷う、レベル2★★
見直し(間違い探し)
1月の末に、提出直前まで完了しました。この後、税理士さんに有料相談に行ったんですが、修正や変更するところは指摘されませんでした。
しかたないので、自分で見直そうかなと、株の配当を申告するかしないか迷ったので、確定申告書作成コーナーで保存したデータを読み込み、申告するパターン、しないパターン、2つデータを作って比較しました。
すごい便利、手計算じゃ、こんなに簡単にはいかないでしょう。
最初は、還付金の増減だけに気を取られていましたが、所得が高くなる=次の年の住民税や社会保険料が増える、ことにも気が付きました。
結局、税金はどうやって計算するの? 所得税は収入ではなく所得をもとに計算する【お金の基本 第3回:所得税と住民税】 - INTERNET Watch
住民税とは?計算方法、いつから・いくら払うのかも解説 | マネーフォワード クラウド
見直していたら、収入の大きな間違いに気が付き、やっぱり見直し=間違い探しは大切ですね。できた!!と思った書類に、必ずミスがあると思って探すのがコツです。
- 時間:データを少し変えてみたり、数字を見たり、合わせると半日ぐらい
- 大変さ:ここまでくると気楽だけど、見直しはゆっくりやったほうがよい、レベル3★★★
【青色、確定申告②】税理士さんに無料と有料で相談してみる - みとべのできるかな
確定申告は大変だ
全ての作業時間をざっくりまとめると、初めての青色の確定申告の準備から提出まで、日中のフル作業で5日かかったような気がします(7時間×5日のイメージ)。
実際はエクセル表とノリ貼りはちょこちょこ進めて、計算を年末から年初にかけてした感じです。
フルタイムで働いている人には、けっこう大変な作業時間です、丸投げしちゃう気持ちもわかります。
これを直前に慌ててやるのは、初心者には難しすぎるでしょう。ちょっとずつ、確認しながらやったほうが楽です。知らないことも多いので、調べる時間も必要です。
一番だいじなのは、毎月のお金の出入りのエクセル表を作っておくこと、領収書などの書類をノリ貼りしておくと、後がすごい楽です。
大変さレベルは、レベル5→不動産の経費 or 減価償却費なのか問題、レベル4→マイナポータルの事前準備でした。入力より大変でした。
マイナポータルの事前準備、来年からは不要のはずなので、かなり楽になりそうです。2024年の確定申告は複式簿記をやってみる予定です。
複式簿記、なるべく簡単にできるようになりたいな。