【2019年4月更新】
我が家は30代後半の夫婦で、夫は正社員ですが退職金ない予定です。今の会社で定年まで勤めるはずなので、個人型確定拠出年金(iDeCo)に加入して欲しいと思っていました。
2017年からの制度変更のためか、夫の会社でもiDeCoの説明会がありました。先日、iDeCoに入ったほうがいいのか、夫から質問されて、私の返事は「もちろん入って」。
会社員にiDeCo(イデコ)は宝箱
国民年金基金連合会のサイトに、マンガでわかるイデコガイドがあります。
投資系ブログではiDeCo(イデコ)は以前から話題でしたけど、周囲の知人友人で話題にする人は見たことがないし、世間では知っている人は10人のうち2人ぐらいで知名度低いです。
ほとんどの人が「iDeCo」を知らない、もったいない。
イデコの宝箱に貯めるお金も、自分で運用して増えたお金も、60歳すぎて取り出すお金も、節税できる可能性があります。
60歳すぎるまで貯めたお金は使えないけど、60歳まで待てば、税金を軽くしますよと国が言っている。
追記:退職控除の条件のややこしさや、税制度の変更など、イデコの出金時に非課税になるかどうかは、かなり予測がむずかしいので、退職金が多めの方など、十分調べてからの加入をお願いします。
60歳なんて、まだまだ遊んでお金いるし、どうせ老後の蓄えは必要だから、銀行に貯めるぐらいなら、iDeCoで貯めようよ。
ただし、今の生活でカツカツで、全く余裕がない家庭は、先に家計の見直しをした方がいいでしょう。
iDeCoは60歳まで引き出せない
iDeCoは老後のための年金なので、貯めたお金は60歳まで引き出せないので使えません。途中でやめる(脱退)も基本はできません。
なので、60歳になるまでに使う予定のお金、例えば教育資金や車や住宅資金などは、iDeCoに入れないで手元に残しておきましょう。
【追記】2022年からは75歳まで受け取りを遅らせることができるようになりました。受け取り開始は今まで通り60歳から可能です。
年金制度改正から考える公的年金と確定拠出年金の受給開始年齢 | イデコを始めるならauのiDeCo(イデコ)
個人のライフスタイルに合わせて使いやすいように、制度も変わってきています。
受け取り方に注意
我が家は夫婦ともに退職金がほとんどゼロの予定なので、iDeCoを引き出す時に、一括(一時金)で受け取れば「退職所得控除」を利用して全額非課税になると思っています。
ただし、一括で受け取るということは、相場が暴落している時は元本割れをしている可能性があるわけです。
iDeCoの受け取り方は税金の節税と、投資戦略の両方で考える必要があります。その時の相場がどうなってるかわからないので、複数の受け取り方を考えておいたほうがいいですね。
iDeCoの受け取り方の違いによる税金など、ジンさんの記事が参考になりました。
凍結中の特別法人税は心配
2020年3月までは凍結されている特別法人税ですが、これが復活するとiDeCoの将来受け取る利回りが大きく下がります。特別法人税が復活すれば年金資産に対して1.173%課税されることになります。
2020年3月以降も凍結の延長が予想されていますが、完全廃止されていないことから、iDeCoを運用している数十年の間に、最悪、復活してしまう恐れがあります。
特別法人税が復活した場合の利回り、合わせて退職金控除が受けられない場合の利回りを予測した記事が参考になりました。
所得税の控除を受けている状況であれば、特別法人勢税が復活してもiDeCoに入るメリットはあると思います。
我が家は勤務先から退職金はゼロ予定(泣)なので、退職金控除も受けることができます。
無収入になるかもしれない自分はどうか?
夫のようにずっと働くと思う会社員は所得税・住民税の控除という大きなメリットがあります。
だけど、私はそのうち仕事クビ(泣)になって、無収入になるかもしれないし、転職もあるだろうし、そんな不安定な自分はiDeCoに入るメリットがあるのか?収入がないと、所得からの節税のメリットがなくなってしまいます。
たまに思い出しては悩むけど、手続きもめんどくさいし、iDeCoには入っていませんでした。
そんな時、いつも参考にしているNightWalkerさんのブログで、女性iDeCo専用サイトオープンのお知らせが来ました。
なんかiDeCoに呼ばれてる気がします。
数十年先のことはわからないけど、退職金が見込めない私は、老後不安を軽くするための年金対策として、できるだけのことをしたいと思うようになりました。
iDeCoの加入を前向きに考えていきます。
iDeCoの手数料と所得がない場合のデメリットを考えた記事はコチラ↓