みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

【個人年金その2】iDeCoの手数料はゼロじゃないし専業主婦にはお勧めしない

2017年から誰でも加入できるようになったiDeCo(個人型確定拠出年金)。私も加入しようと思ってます。

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収入がない人は入った方がいいのか

誰でも入れるようになったけど、実際にはiDeCoに加入するかはちゃんと考えましょう。仕事の収入が続くか、60歳までに使うお金の準備はできているか、など、いくつかポイントがあり、誰でも入ればいいという訳ではなさそうです。

特に、女性は結婚・出産・子育てなど、仕事と両立できるかどうか難しいイベントがたくさんあるので、60歳まで仕事をして収入が続くのか不安になります。

そこで、来年は無収入かもしれない自分や、専業主婦や、103万円以下の所得税がかからない人など、所得税の控除メリットがほとんどないかもしれない人に、iDeCoがお得かどうか考えてみました

SBI証券でiDeCoの手数料を見てみる

iDeCoの運営管理手数料が無料になったSBI証券。

だけど、iDeCoは手数料ゼロじゃないから、これ大事。

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国民年金基金連合会:103円と、事務委託先金融機関:64円。

iDeCoに新しくお金を入れる、つまり加入者が掛け金を拠出している時には、月あたり167円、1年で2004円の手数料を払います。

ちなみに「拠出(きょしゅつ)」とは「年金の加入者が、運営者に掛金を払い込むこと」です↓

https://ideco.morningstar.co.jp/pension/ideco-qa-contribution.html

拠出を停止しても手数料を払う

iDeCoには新しくお金を入れないけど、それまでiDeCoに入れて貯めたお金を管理・運用する人、つまり運用指図者(へんな言葉)の時は、月あたり64円、1年で768円の手数料を払います。

手数料に消費税が含まれるから、将来的には値上げするかもしれません。

SBI証券と同じく運営管理手数料がゼロな楽天証券も、同じ手数料を払います。 

手数料 | 個人型確定拠出年金(iDeCo) | 楽天証券

細かい話は置いといて、iDeCoに加入したら、上記のような手数料は、iDeCoに貯めたお金を60歳すぎて受け取るまで毎年、ずっと払い続けます。

ちなみに、60歳すぎて受け取る時には1回あたり432円の手数料が発生します。

iDeCoの3つのメリット(60歳まで10年以上ある20-40代)

  1. 収入がある人は所得税・住民税が節税できる(すごいメリット)
    年間収入が550万円の会社員が毎月23,000円を積立する場合、iDeCoに入れたお金(掛け金)の全てが所得から控除されるので年間55,200円の節税(所得税・住民税あわせて)、20年で1,104,000円の節税になる(これはすごいこと)

  2. iDeCo口座の利息や運用益は税金がかからない(非課税)
    掛け金を運用して利益がでた場合、所得税(20.135%)を控除。

  3. 60歳すぎて受け取りの時にかかる税金が安くなる
    年金として定期的に受け取る時は、公的年金等控除、一括で受け取る時は、退職所得控除が使える。

(50代は運用期間が短く、60歳では受け取れないので、分けて考える)

みずほ銀行 : 個人型確定拠出年金(iDeCo:イデコ)とは

補足:大きな退職金がでる予定の人は、控除枠が足りずにiDeCoを引き出す時に税金がかかるかもしれないので、要確認。我が家は退職金はほぼゼロ(号泣)。

diamond.jp

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所得控除のメリットは大きい

会社員などの収入がある人は年間数千円の手数料よりも①の所得控除のメリットがとても大きいから、すごいお得です

反対に、収入がない専業主婦や103万円以下の所得税がかからない人は①のメリットがない、iDeCoに入るメリットはになります。

つまり、非課税の投資枠を使って、損をしないで運用利益をだして、60歳まで長期運用する投資スタイルをもっている人しか、メリットはありません。

チェックポイントは3つ

収入なしor103万円以下の人がiDeCoに入った方がいいのか、3つのチェックポイントがありそうです。

  1. 60歳になる前に必要になる大きな支出、例えば住宅、教育資金、車などの貯金が準備できてるか?
  2. 夫に収入がある場合、夫の企業型の確定拠出年金(DC)、個人型の確定拠出年金(iDeCo)、NISA(少額投資非課税制度)枠を全て使っているか?
  3. 妻のNISA枠を全て使って、かつ、運用益が出るぐらいに、投資に慣れているか?

この3つにすべて「はい」なら、個人的には専業主婦でも103万以下の収入でもiDeCoに入るメリットはあると思います。

専業主婦でもiDeCoに入ったほうがいいのはどんな人?

つまり住宅ローン返済の目途がついて、しっかり貯金があり、夫の確定拠出年金(DCとiDeCo)とNISA、自分のNISAを全て使って、投資に慣れていて、資産運用の非課税枠が自分のiDeCoしか残っていないので、しかたないからiDeCoに入る専業主婦。

‥‥書き出してみると、かなりレベル高い感じです。

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つまり、専業主婦や103万円以下で働いている人で上記に当てはまる人は少数派なので、iDeCoに加入はお勧めしません。(個人の意見です)

投資に興味があるならNISA(少額投資非課税制度)をやってみてはいかがでしょうか。初めはインデックスファンドの積立投資をお勧めします。

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妻名義の資産が優先ならお勧め

世帯としてDCの所得控除やNISAの非課税枠のメリットを最大まで利用する、なら専業主婦のiDeCoは優先順位は高くないです。

しかし、専業主婦も「自分名義の年金を作りたい」という目的がしっかりあるなら、所得控除がなくてもiDeCoに入るのはアリでしょう。

妻の名義の資産を持つことを優先するなら、妻のiDeCoはいい方法です。万が一、離婚になっても妻のiDeCoは妻の資産として守ることができます。もし自己破産しても、差し押さえされることもないはずです。

将来の収入が続くのか不安な自分

これからも働き続けるか、先がわからずに不安な自分。未来なんて誰にも分かりません。

でも、あらためて考えると、仮にこれから退職しても、自分はそのうちどっかに再就職するような気がします。しないかもしれないけど。

それに長期の資産運用は自分の投資スタイルとピッタリあっています。だから、今は収入があるんだし、自分はiDeCoに入ったほうがいいんだと思いました。

ちょっとすっきりした。

 

実際にiDeCoの口座を開設する証券会社を決めた記事はコチラ↓

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