みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

【ピリ辛ポテト60%】資産配分は神経質になりすぎない

資産運用で、株が半分、債券+現金でもう半分、でバランスをとるカウチポテトで投資しています。

だけど、相場は上がったり下がったり、値動きが大きいので、いつもきっちり50%にこだわらなくても良いなと思った話です。

ストレスは同じぐらい

資産配分(アセットアロケーション)は、リバランスの基準は株50%なんですが、ピッタリ合わせないといけない、合わせないと気持ち悪い、と初めは思ってました。

投資を続けて、全世界株が調子がいいのもあって、±10%ぐらいずれたって平気だし、ほっといてもいいじゃないかと思うようになってきました。

そもそも株50%は目安で、リスク・リターンの管理のためで、暴落時、自分が許容できる、耐えられる、安眠できる範囲ならいいはずです。

株60%でも余裕かもしれない、損する(かもしれない)金額で考えても、株50%でも株60%でもストレスは同じぐらいです。

資産配分のリスクと期待リターン

リスクと期待リターンはどれぐらい違うのか、数字を確認してみるのは理解するのに大切だと思います。

東北投信さんのピザロとアセロラから計算できます。

2つのツール「ピザロ」と「アセロラ」を使ってアセットアロケーションの問題を考える | 東北投信

カウチポテト全世界株50%

アセットの割合

  • 日本株式 3.7%
  • 先進国株式 40.5%
  • 新興国株式 5.8%
  • 現金 25%
  • 個人向け国 25%

アセットアロケーションのリスクとリターンは?

  • リターン:2.38%
  • リスク:9.38%
  • 1年間の見込み最大損失額:投資額の16.4%

ピリ辛ポテト全世界株60%

アセットの割合

  • 日本株式 4.4%
  • 先進国株式 48.6%
  • 新興国株式  7%
  • 現金 15%
  • 個人向け国債 25%

このアセットアロケーションのリスクとリターンは?

  • リターン:2.82%
  • リスク:11.28%
  • 1年間の見込み最大損失額:投資額の19.7%

国内、先進国、新興国の割合は全世界株の時価総額平均から自動で計算されています。

上記はおおよその予測で、利益も損失も上下にブレがあります。現実はこの範囲におさまらないのはすごい実感してます。

損失の率と金額をイメージしてみる

ざっくりリスクと期待リターンのイメージができたら、頭の中で損益率と金額をシミレーションします。損失は大目にざっくり考えます。

全世界株50%

もし株50%、債券&現金50%で100万円投資したら、1年間で最大で83万円(-17%)に減っちゃう。次の年も最大損失が続いたら、83万の17%減少だから、69万円(83*0.83)になっちゃう。2年間、大きく下落したら100万円から31万減って、69万円になっちゃう可能性があるのか。2年間で31%も減る、自分の投資している金額に照らし合わせると‥

全世界株60% 

もし株60%、債券&現金40%で100万円投資したら、1年間で最大で80万円(-20%)に減っちゃう。次の年も最大損失が続いたら、80万の20%減少だから、64万円(80*0.8)になっちゃう。2年間、大きく下落したら100万円から36万減って、64万円になっちゃう可能性があるのか。2年間で36%も減る、自分の投資している金額に照らし合わせると‥

そんなに違いはない

シミュレーション通りに、予測と同じになるかというと、そうでもないんですが、株50%と株60%だと、暴落した時のストレスってほぼ同じぐらいというが結論です。

なんか基準っていうと、それに合わせなきゃ、合わせなきゃって焦りますが、そんなこともなく、だいたい株50%で、そこから±10%ずれても、神経質になりすぎなくていいとわかりました。

株だけなら±20%でもいい

リスク資産の株だけの動きだと、±20%以内の動きなら慌てず、何もしなくてオッケーということになります。(株の±20%の動きは、全体だと±10%になるから)

毎年、5月に株50%にリバランスする→途中で増えたり減ったりするけど、株だけだと20%以上動くことはめったにない(コロナショックはすごい動きがありました)

→ほとんどの場合は1年ぐらいは放置しても大丈夫。
全世界株が数か月で20%増えたり、減ったりすれば、新聞もニュースも大騒ぎのはずです。

世間が大騒ぎするような暴落やバブルになったら、途中の臨時リバランスを考えればいいですね。

リバランスの基本と目安

いやいやそんなに緩かったらアセアロの意味ないでしょ、リターンを追求して、シミュレーションして、毎月リバランスのほうがリターンが高まる計算だってあるでしょ

という意見もあるので、自分のさじ加減をみながら、理想のリターンを追い求めるもよし、ゆるくやるもよし、本人がやりたいようにやるのがいいでしょう。

でもリバランスの基本をはやっぱり大切で、「高いほうを売って、安いほうを買う」、または「安いほうを買い足すだけで売らない」、この基本ルールは忘れないようにします。

今は、コロナショック後に好調が続いてるから、「株60%でもいいんじゃない?」と我ながら油断しています。あくまで資産配分の目安は株50%なので、それを忘れないようしたい。暴落の時に同じように思えるのか、次の〇〇ショックで自分を要観察です。

資産配分の目安は相場の好調・不調で変えない、でも毎月、毎月、気にするほどピッタリじゃなくもいい、目安は株50%で、そこからずれても神経質にならないようにしたいです。