前回までに国内、先進国、新興国の投資信託をそれぞれ買って、リスク資産を増やす方針になりました。
今回は、一括で投資した後に、アセットアロケーションに近づけるためにリスク資産への移行と積立投資を考えてみました。
一括投資した後はどうするか
債券クラスから株式クラスへ振り替え
個人向け国債10年の解約や、社債が満期になるのを待って、アセットアロケーションの割合に近くなるように、株式のリスク資産にふりわけようと思います。
国債は1年以内に解約できるようになります。
社債の償還は数年かかるので、株式への移動も数年かかります。
毎月の積立の方針を変更
アセットアロケーションの比率に従って積立
基本は、毎月の積立も、目標とするアセットアロケーションの割合どおりに積み立てます。
アセットアロケーションから大きくずれている時は、バランスを調整する=リバランスするために、目標より少ない割合の資産クラスを多めに積み立てます。
自分は、無or低リスク資産とリスク資産が1対1が目標なので、半分は無リスク資産の現金または国債10年、半分はリスク資産の株式クラスの投資信託を積み立てます。
収入から1年間300万円ぐらいを使わずに貯金できるとして、リスク資産には半分の150万円を1年間で投資します。
つまり、1か月の収入のうち13万円ぐらいをリスク資産の株式クラスに振り分けます。
つみたてNISA口座とiDeCo口座
非課税のつみたてNISAとiDeCo口座を優先します。
つみたてNISAは夫婦2名、iDeCoは妻のみリスク資産です。
つみたてNISAはEXE-i つみたてグローバル(中小型含む)、iDeCoはニッセイ外国株式インデックスファンドを積み立てます。
つみたてNISAは1か月3.333万円の2名分、iDeCo妻の口座は1か月で1.2万円。
NISAとiDeCoの非課税口座のリスク資産は全て株式クラスで、1か月で78666円。
特定口座の積立
これまでの投資方針で、EXE-i つみたてグローバル(中小型含む)を複数日の4回、1か月10万円を積み立てしてましたが、止めます。
eMAXIS Slim 先進国株式8000円、eMAXIS Slim 新興国株式1000円、eMAXIS Slim TOPIX(国内株式)1000円の合計1万円を毎日積み立てしてましたが、これも止めます。
かわりに、新しい投資方針として、eMAXIS Slim 先進国株式35000円、eMAXIS Slim 新興国株式10000円、eMAXIS Slim TOPIX(国内株式)5000円の全て株式クラスで合計5万円を、特定口座で毎月積み立てます。
収入が増減して、毎月、リスク資産に投資できる金額が変わったら、変更します。
毎月の積み立てには収入が必要
将来の収入が見込めるか?
将来、どのぐらい収入を得ることができるのか?は、どのぐらい投資でリスクを負えるのか?という事に直接関係します。
若い人は現時点で持っている資産が低くても、高齢の人より、将来稼ぐことができる収入が大きいため、人的資源が大きく、リスクをより大きく負えます。
例えば、20代の人が貯金の100万円を全て投資で失っても、これから先、稼いで十分に取り戻せます。
だから、若い人ほど、株式の比率が高くてもいい、と言われています。
また、若ければより長い間、投資をすることができるため、有利になります。
なので、100から年齢を引いたものが、その人が持つリスク資産の割合(%)の目安になります。
20代なら100から20を引いて、80%がリスク資産、30代なら70%がリスク資産。
ただし、これは将来の収入が見込める場合の話なので、資産規模が同じであっても、退職などで収入が見込めない場合は、今後の追加投資が難しいため、収入がある人よりも、リスク資産をおさえた方がいいです。
手持ち資金を早くリスク資産に投資する
積立投資には時間分散のメリットがあります。
そしてもう一つ、積立投資で重要なのが、収入で得られた資金を、手元で待機資金にせずに、リスク資産に早く投資できることです。
積立投資も一括投資も、手持ちの資金をなるべく早く投資するという意味では同じになります。
だけど、タイミングを見計らって一括投入する人や、数年にわけて待機資金を時間分散して投資する人もいるし、人それぞれだと思います。
これからの資産形成に重要なこと
- リスク資産に投資できる収入が続く、つまり自分が働き続けること
- 支出を身の丈にあったものに抑え続けること
- 元気で、楽しみを大切にすること
ようするに健康で無駄遣いせずに働くということでしょうか。
投資はシンプルにして、仕事や日常の生活をたいせつに楽しんでいきたいと思います。
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