【2022年6月更新】
海外ETF(上場投資信託)は日本円で買う円決済と、外貨で買う外貨決済の2つの方法があります。
円決済は、事前に外貨両替をしなくてもいい代わりに、為替手数料が25銭かかります。
外貨決済では事前に円からドルに両替してから、米ドルで海外ETFを買います。為替手数料は外貨決済のほうが円決済より安く、コストを抑えることができます。
- 海外ETF購入のため、円からドルに両替する
- 住信SBIネット銀行の米ドルの外貨積立
- 外貨積立の注意事項
- 海外ETFの買付のために米ドルを外貨積立
- 円普通預金の残高に注意
- SBI証券から外貨を即時入金する(無料)
- SBI銀行の外貨積立は低コスト
- SBI証券の入金は手動
- 定期自動入金サービス
海外ETF購入のため、円からドルに両替する
円からドルへの両替で最も手数料が安いのはSBI FXαで、片道0.5銭になります。
ただし、レバレッジ1倍で1万ドル以上の金額を両替するので、1ドル110円の時は1回で110万円以上の両替をする必要があります。
100万円以下の両替はSBI証券の外貨積立を利用すると、片道3銭の為替手数料で安く、ドルコスト平均法も使えて、便利です。
海外ETFを買うために、SBIネット銀行で米ドルの外貨積立を始めてみました。
住信SBIネット銀行の米ドルの外貨積立
外貨普通預金や外貨定期預金ではなく、外貨積立(右上のみどり枠)なので注意。
慣れないと、どれが何かわかりませんので、始めは慎重にいきましょう。
2022年7月から、外貨積立は為替コストが米ドルで3銭になりました。ただし、片道の3銭なのは米ドルの外貨積立だけなので注意です。
毎日、毎週、毎月から日本円で外貨の購入金額を入力します。
円安になれば少なく、円高になれば多く外貨を買えるので、ドルコスト平均法が使えます。
1ドルのレートが何円までと上限を決めることができるので、想定外の円安の場合は買付を中止、ストップしてくれます。
外貨積立の注意事項
・ 通貨あたり最大5契約まで
・ 買付予定日の4:00以降に申し込みは、次回買付予定日から買い付けが実行
・ 購入上限レートの判定レートは、当社外貨預金における買付日の8:30の為替レート
・ 購入上限レートは設定・変更の11ヵ月後の月末に解除される。解除されたら、改めて設定する必要がある
・ 1回あたりの買付金額は500円以上、1回あたりの買付金額と増額月の金額の合計は5,000万円未満
海外ETFの買付のために米ドルを外貨積立
今回は1か月ぐらい外貨積立をした後に海外ETFを買う予定なので、毎日、2万円、上限レートは113円に設定しました。
ところが、設定した翌日に履歴を確認すると、買付初日は不成立で買付されませんでした。
買付できなかった理由は、SBI銀行の円普通口座に残高がゼロだったからです。
円普通預金の残高に注意
当たり前ですが、SBI銀行の円普通口座に購入する外貨分の残高が必要です。ハイブリッド口座の残高は外貨積立に使うことができません。なので、円普通口座に入金するか、ハイブリッド預金からの振替が必要になります。
普通口座に数十万円、ハイブリッド口座から振替した後、2日目で早朝に外貨積立が成立しました。
注意事項によれば、外貨の買付は4時締切なので、その後の早朝に買付られ、為替レートは買付日8:30のレートらしいです。
外貨積立を毎日で設定すると、平日は積立されるけど、土日祝は積立されません、これは投資信託の積立設定と同じです。
もし、外貨積立をする金額は100万までとか、金額に上限があるなら、SBI銀行の円普通口座に外貨積立したい金額だけ残して、後はハイブリッド預金にしておくといいと思います。
SBI銀行の円普通口座にある分は、設定を解除するまで、そのまま外貨積立が続けられます。
SBI証券から外貨を即時入金する(無料)
SBI銀行でドル外貨が貯まったら、SBI証券サイトから即時入金の手続きをします。SBI銀行からじゃないですよ、SBI証券からの操作になります。
SBI証券のホーム画面「入出金・振替」をクリックして、左側の一列から「外貨入金」をクリックします。
1回の入金は、10米ドル以上1セント単位から入金できます。最大は1回100万通貨までです。
次に、住信SBIネット銀行のログイン画面が開きます。
SBI銀行のIDとパワードを入力すると、即時決算サービスの確認画面になります。
日本居住である。SBI証券とSBI銀行が同じ名義である。この2つのチェックを入れて、WEB取引パスワードを入力します。
SBI銀行からは振込み(出金)になるので、出金内容を確認します。
お振込を受付しました。「照会・取消(出金)」にて振込結果をご照会ください。
なお、振込処理が終了し、買付余力に反映されるまでには約30秒から1分ほどかかります。
と書かれた画面がでたら、SBI銀行からの振込み(出金)が完了したことになります。
SBI銀行の外貨積立は低コスト
住信SBIネット銀行の外貨積立は、普通預金口座に残高がある限り、自動で積立を続けてくれます。(ハイブリッド口座の残高は外貨積立に使えません)
米ドルなら為替コストが片道3銭ですばらしい低コスト、自動積立でドルコスト平均法も使えて簡単で便利です。
ただし、購入上限レート(〇円まで円安になったら買付ストップ)は、設定から11ヶ月後に解除されるので、約1年に1回は再設定が必要です。
円と外貨の為替相場は変動があるので、上限レートの見直しは年1回ぐらいはやりましょうね、ということですかね。
SBI証券の入金は手動
住信SBIネット銀行から出金後、すぐにSBI証券の買付余力に反映されるので、即時かつ無料で外貨はSBI銀行からSBI証券に移動できます。ただし、SBI証券から行う外貨の入金指示は手動です。(SBI銀行にとっては外貨の出金指示です)
SBI証券で買付余力に反映されたら、海外ETFが外貨決済(米ドル)で購入する準備ができたことになります。
定期自動入金サービス
2022年からはSBI銀行のドルをSBI証券に定期で自動入金してくれるサービスが始まりました。
- SBI銀行の残高(円)→外貨積立(自動)
- SBI銀行の外貨→SBI証券の外貨口座(定額自動入金サービス)NEW!!
- SBI証券の海外ETFの自動定期積立サービス
この自動ルートが整ったので、SBI銀行の円の残高から、設定してほっとくだけで、SBI証券で海外ETFが外貨決済(米ドル)で積立投資できるようになりました。
反対に、米ドル→円に戻す場合の両替の記事はコチラ↓
【外貨の米ドルから円への両替の方法】 SBI証券から住信SBIネット銀行へ外貨出金 - みとべのできるかな