みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

生活防衛資金がいくら必要なのか、今の生活で見直してみる

先日、まとまった資金を新生銀行のハッピーバースデー円定期定に入れました。

個人向け国債(変動10年)のうち1年が過ぎたものを解約して、投資せずに浮いていた現金もあわせて、3か月の短期定期に投入しました。

現金が少なくなって心配になる

現在の資産配分はこちら

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資産配分のバランスがおもしろいことになっています。

久しぶりに短期資金(現金)が少なくなって、ふと、生活防衛資金として投資に回さずに手元に置く資金はどのぐらいがいいのか、今の生活にあわせて、見直してみました。

生活防衛資金の考え方で参考にしているのはこちら

randomwalker.blog19.fc2.com

valavg.com

生活防衛資金の役割

生活防衛資金の2つの役割

  1. 生活の安全のため
    今は働いて収入があるけど、突然の病気やリストラや災害などで無収入になったとしても、本人や家族が生活するのに困らず、かつ治療や再就職などで生活を立て直すまでの間は、なんとか生活できるぐらいの資金。
  2. 投資の安心のため
    相場が暴落しても、ろうばい売りをせずに冷静で、不安で仕事や生活が手につかないということもなく、投資でいつもの判断ができる。なぜなら、当面の生活に困らないぐらいの資金は、投資に回さず置いてあるから。

投資をしてみると、似ているいるようで①と②の役割は全然違うと思うようになりました。

だから、今すぐの生活で必要そうな生活防衛資金は現金で、その後、しばらく経ってから生活資金に必要な分は解約できる国債でも満期が近い定期でもいい。という考えになりました。

我が家の生活費と現金の備え

まずは、私と家族の1年間分の生活費を見積もります。ざっくり、夫と自分(妻)と子どもで少なくとも300万円ぐらい。

状況のシミュレーションとしては、夫と自分が二人とも無収入で病気やケガで働けない時は1年目は手持ちの現金で、2年目からは国債やら他の資産から解約して生活費に使うイメージです。2年あれば二人とも無収入の状況から脱出できるでしょう。

なので夫婦と子どもの生活防衛資金は1年分の300万円ぐらいを持ちたい。義両親は年金があるので大丈夫。

3ヶ月分、半年分、1年分、2年分と、生活防衛資資金をどれぐらい準備するかは、本当にその人の状況で違います。独身の時は80万あれば十分と思っていました。

半年から1年の間ぐらいの金額を目安に、現金を準備しようと思うのが自分流。

現金比率は約5%、205万円ぐらい。子持ちだし、これぐらいの現金は投資に回さず手元に置きたいです。今後も、生活防衛資金として300万円を現金+αでキープできるにように気を付けながら、資産運用を続けて行けたらいいなと思っています。

10年以内のイベントにも注意

生活防衛資金とは違う視点になるけど、長期投資をする上では、数年先に大きな支出の予定があるのかないのかは、投資に回す資産の割合を決めるのに大事だと思います。

我が家は、数年前までは住宅を買うつもりだったので現金は大目に持っていました(なので現在、短期資金を株式クラスに投資している途中)。でも、あっという間に夫の実家に同居することが決まり、同居生活は意外に問題なく暮らしています。

ストレスが高いなら速攻で同居を解消しようと思っていたのに意外です。

どうやら住宅は買う必要はなく、今住んでいる義実家を数十年後に建て替えか大リフォームすれば暮らしていけそうです。

子ども達はまだ小さいので教育で大きな資金が必要になるまで後10年はかかります。

結婚した時は、家を買ったら貯金はほぼなくなると思っていました。ところ、いくつかの偶然と仕事と家族の協力のおかげで10年以上は投資に回せる資金が貯まりました。

10年前には予想できませんでした。未来のことなんて本当に予想不可能なんだって思います。

生活防衛資金は家族のお守り

  • 病気やリストラなど、いざという時のために自分と家族の安心・安全のお守りとして大切に持っておく
  • 相場が暴落しても余計な不安や悩みを持たないでやり過ごすために持っておく
  • 生活防衛資金は家族の1年分の生活費を現金でキープ、2年目は国債や定期預金の解約で対応する
  • 数年先に大きな支出のイベントがあるならその分は投資に回さず準備しておく

生活防衛資金はへたな保険よりお守りになると思います。