子供ができて育児マンガやコラムのブログを見るようになりました。よその家族の生活やイベントに、あるあると共感したり新鮮だったり楽しいです。
本屋で、おもしろい本はないかなあ~とウロウロしていると「もうぬげない」や「りんごかもしれない」で有名な、絵本作家のヨシタケシンスケさんのイラスト本を見つけました。
その名は「ヨチヨチ父 とまどう日々」
育児系雑誌に連載していたイラストコラムで、パパが感じた育児と、パパの成長?をのほほんと書いています。
ママから見た育児マンガはたくさんあるけど、パパから見た育児の話は珍しかったので、買ってみました。
数日後に、牧場に遊びに行ったとき、夫と子供が小山にハイキングに行くのを見送って、日陰のベンチに座ってこの本をゆっくり読みました。
私が個人のブログやエッセイが好きなのは、「こうあるべき」「これしなきゃダメ」というルールの押し付けが少なく、日常の出来事や、家族がそのまま思ったことを見れるところです。
このイラスト本でも父になった戸惑いが素直に書かれています。
本の試し読みと著者のインタビューが下の記事から読めます。
聞いてたことと違う?パパの素直な感想
はじめのページで、パパは妻の出産シーンに気を遅れして、生まれたわが子の色白さとへその緒に、ちょっと驚いて引いてしまいます。
パパの最初の仕事は「正直な感想を胸の奥にしまって、赤ちゃんがかわいいと言うこと」かもしれない、と書かれてこの本は始まります。ああ、なるほど。
いざ育児をすると、聞いてた事と違うあるあるとして、
「かわいい我が子の寝顔を見ると、疲れもすべて吹っ飛ぶ」と言われているが、実際はちょっと軽減される程度。
また、父になって視野が広まることについて。
父になって一番びっくりするのは「身近な人々の事情が想像以上にちがう」ということですよね、と書かれています。
これからパパ・ママになる、もうなった人にもおススメ
自分のお気に入りは「44 人生のピーク」です。人生は急がなくてもいいというメッセージが好きです、詳しい内容は本をご覧ください。
うちの夫とタイプは違うけど、男の人はこんな風に思ったりするのかと、ママにも新しい発見や驚きがあると思います。
イラストもあいかわらず素敵すぎる。こんなイラストが描けたらいいのにな。
生まれたてほやほやの赤ちゃんを世話している睡眠不足のママがこの本を読むと、ちょっとイラッとするかもしれません、そんなときはそっと本を閉じましょう。
でも、これからパパ・ママになる人や、子供がちょっと成長して、自分の時間が少しできて、やれやれと思ったパパ・ママでも楽しめると思います。