みとべのできるかな

インデックス投資(株も)やってます。

投資で大損するのが怖い?リターンとリスクから最大損失をイメージするシンプルな方法

数年、毎月積立を続けて投資に少しは慣れてきましたが、今も小心者なので相場が下落すると大損するかもしれないとドキドキします。

大損は怖いけど、自分がどれぐらいのリスクを負っているのか、どれぐらい損をする可能性があるか推測できると少し不安が軽くなると思います。

最大の損失イメージ

毎月積立している投資信託や、保有している株・債券・リートなどのアセットアロケーション=資産配分が、どの程度上下する可能性があるか、資産の振れ幅を過去のデータから推測できる方法があります。

資産の振れ幅とは1年間あたりの変動する割合なので「積立している投資信託が、1年間でどのくらい増えたり減ったりするか?」「買っている投資信託が値下がりして大損する金額はどれぐらいか?」を推測できます。

そうすると、今、自分が買っている投資信託で、大損=最悪の場合の損失に耐えることができるのか、具体的にイメージできます。

自分が投資している資産の最大の損失のイメージは期待リターンとリスクから推測できます。

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リスクとリターン

どのような金融商品にも、「リスク」と「リターン」があります。
一般的に「リスク」と言う言葉は、「危険」という意味で使われていますが、資産運用の世界では、「リターンの振れ幅」のことを意味します。
リスクとリターンの関係をしっかりと理解したうえで、資産運用を行うことが重要です。

資産運用・投資のキホン Vol.21│Eメールサービス│SMBC日興証券

アセアロの振れ幅(全世界株)

楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)は日本含む全世界株の人気の投資信託です。

地域の割合は、日本国内、先進国、新興国 vs 8.4%、82.3%、9.4%

期待リターンとリスクを自動計算する以下のツールにこの割合を入れます。

長期投資予想/アセットアロケーション分析 ~ 投資信託のガイド|ファンドの海

期待リターン5.38、リスク19.07と出ます。

資産の振れ幅(%)を計算するには、期待リターン±リスクの2倍なので、5.38+38.14と5.38-38.14を計算すると、+43.52と-32.76となります。

期待リターン5.38、リスク19.07のアセットアロケーション(資産配分)では、95%の確率(注1)で1年間で、44%から-33%の範囲に、振れ幅(%)が収まるはずということが推測できます。

例えば100万円、楽天VTを買っていたら95%の確率で1年間で44万円の利益から33万円の損までの間に資産の振れ幅が収まるはず。つまり100万円が1年間で144万円に増える~67万円に減る、かもしれません。

最悪でも、最大損失は33万円で100万円が67万円になってしまうかもしれないと具体的にイメージできます。

 

注1:リスクの2倍2標準偏差を示し、この±2標準偏差の範囲にイベントが発生する確率は95.45%になります。

これは統計的な推測の結果で、詳しい説明は統計的な話になります。正規分布の分かりやすいまとめ | 全人類がわかる統計学

 

アセアロの振れ幅(全世界株+日本債券が半分)

全世界株と日本債券を半々で資産配分すると、日本債券50%、株式クラスは日本国内、先進国、新興国 vs 4.2%、41.2%、4.6%です

さっきの期待リターンとリスクを自動計算してくれるツールに上記の割合を入れると、

期待リターン3.19 リスク9.74と出ます。

理論上は、リターンが2%減って、リスクが9%減ります。リスクが半分程度に下がる、つまり振り幅が狭くなるので損失を抑えたアセットアロケーションになります。

資産の振れ幅(%)を計算するには期待リターン±リスクの2倍なので、3.19+19.48と3.19-19.48をすると、+22.67と-16.29となります。

期待リターン3.19 リスク9.74のアセットアロケーション(資産配分)では、95%の確率で1年間で、23%から-16%の範囲に資産の振れ幅(%)が収まるはずということが推測できます。

例えば日本債券50万円、楽天VTを50万円、同じ金額で買っていたら、95%の確率で1年間で、23万円の利益から 16万円の損までの資産の振れ幅の範囲で収まるはずです。

最悪でも最大損失は16万円で100万円が84万円になってしまうかもしれないとイメージできます。

将来の予測は不確実(外れるかも)

期待リターンとリスクからアセットアロケーションや投資信託の1年間の振れ幅(%)と最大の損失をイメージできます。

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ただし、これは過去のデータから将来の不確実性を推測したものなので実際の利益や損失がこの計算に当てはまらない、外れてしまう可能性も勿論あります。

未来のことは誰にもわからない、つまり確実ではないので不確実性と表現されます。

大損のイメージはおおよそ

この資産の振れ幅の予測(当たるとは限らない)を、自分の投資にどう生かすか、
それは投資をする人の性格や考え方、生活によると思います。

  • 自分は専業投資家ではないし、毎日、仕事、育児や家事で、投資は片手間にすぎません(投資以外で忙しい)。
  • マニアックな話は好きだけど、細かい知識はすぐに忘れてしまう(忘れっぽい)。
  • そもそも、不確実性を推測する計算なので、細かい%はあまり意味がないと思っている(あくまで推測)。

私の場合は、全世界株への投資は「期待リターン5%とリスク20%」ぐらいの感じでおおよそに覚えています(注2)。「期待リターン±リスクの2倍」だと、95%の確率で1年間の資産の振れ幅(%)は45%から-35%の間になります

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最悪の相場(仮)

仮に最悪の相場が2年続くとします。2年は過去のデータから、暴落の底が続く期間のだいたいのイメージです。まず1年目で100万円が65万円に減って、さらに2年目には42万円になる可能性があります。つまり、2年間で100万円が42万円になってしまう可能性があります。投資元本から大よそ60%減っています。

この計算をもとにした私の大損のイメージは、全世界株が1~2年で60%減ることです(100万円が40万円)。

だから自分のリスク許容度として、全世界株の金額が60%減っても、狼狽売りをしないで毎日を平穏にすごせるということを目安としてイメージしています。

そしてもう一つ、保有資産の少なくとも50%以上は現金、預金、日本国債など、無リスクまたは低リスク資産に配分するように気を付けています。

理論上もリスクは減るし、現実でも、仮にリーマンショック級の暴落が来ても、現金や預金、日本国債も暴落する可能性は低いです。

全世界株が60%減っても、無リスクや低リスク資産が半分以上であれば、資産全体の目減りは30%ぐらいになるのでちょっと安心です

 

注2: 全世界株の構成が日本国内、先進国、新興国 vs 8.4%、82.3%、9.4%の場合に限ります(FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスがベンチマーク)。

全世界株式の投資信託でも、日本を含まない、または、日本国内、先進国、新興国が3均等など、投資信託により構成率が違います。

まとめ 意識しているのは3つだけ

  • アセットアロケーション(資産配分)の振れ幅(%)は期待リターン±リスクの2倍(95%の確率で発生する1年間の振れ幅)
  • 全世界株への投資金額が60%減っても大丈夫な投資金額が私のリスク許容度(100万円が40万円になる)
  • 保有資産のうち、少なくとも50%以上は現金、預金、日本国債で保有する

投資のリスクについて意識してるのはシンプルに3つだけです。

もっと細かい分析や未来予測の話は面白いですが、覚えていられないので、上記の3点は忘れないようにしています。