株主優待の継続保有特典
継続保有特典は長い間、株を保有している株主を優遇する制度です。
保有期間が1年以上だと「継続保有」になることが多いです。
権利付き最終日から権利落ち日の数日だけ保有するともらえる株主優待に、1年以上長期保有する継続保有分として、さらに株主優待が追加されたり、そもそも「継続保有」しないと株主優待がもらえない企業があります。
短期で優待取りをする優待クロスへの対策にも使われます。
例えば、ビックカメラは100株につき2月に2000円、8月に1000円のお買い物優待券、1年以上2年未満の継続保有で1枚1000円、2年以上の継続保有で2枚2000円の優待券が追加されます。
NISAで買った株の継続保有はどうなる?
NISA(少額投資非課税制度)口座で買った株は5年間は非課税で運用できて、その後、買ってから5年経ったら一般や特定口座(課税口座)に移管されます。(ロールオーバーも可)
NISA口座から一般や特定口座(課税口座)に持ち株が移管されたら、
①継続保有や長期保有の株主優待の特典は継続されるのか?
②それとも、継続保有が無しになって、課税口座に移管した日から再スタートになるのか?
一般(現行)NISAから一般・特定口座に移管する時、長期保有の株主優待や含み損は悩みのタネ - みとべのできるかな
SBI証券からの回答
①なのか②なのか、ネットで調べてもはっきりしなかったので、SBI証券の問い合わせフォームからメールしてみました。
回答
複数の証券会社にて同一銘柄を保有されている場合や、ひとつの証券会社で異なる預り区分(特定預り、一般預り、NISA預り)で保有されている場合は、名寄せした合計株数に対して株主優待などの権利をお受け取りいただけます。
そのため、NISA口座で保有する国内株式を課税口座(特定口座)へ移管した場合でも、売却されるまでは株主番号や取得日は引き継がれますのでご安心ください。
答え:継続保有の株主優待はそのまま、NISAで買った取得日を基準に課税口座でも継続される
売ったら継続は無くなります
疑問が解決してすっきりしました。NISAで買った株を特定口座に移管してもそのまま継続保有とみなされます。
注意:ただし、上記の説明は「移管」した場合の話です。
NISA口座で保有している株を一度売って、課税口座で買い直した場合は、株主番号は新しくなるので、継続保有の権利は無くなります。
売却したら、課税口座で買い直した日が取得日で、保有期間はゼロから再スタートになっちゃうので注意です。