【2022年6月更新】
2018年からSBI証券でETF(上場投資信託)の定期買付サービスがスタートして、売買の手間をかなり省くことができるようになりました。
ETFには東証に上場している国内ETFと、外国株式扱いの海外ETFの2種類があります。
海外ETFは日本円で買い付ける円決済と、外貨で買い付ける外貨決済の2つの方法で買うことができます。
円決済は直接、円で買付をしますので、事前に外貨両替をしなくてもいい代わりに、為替手数料の25銭が必要になります。
外貨決済では事前に円からドルに両替する手間をかけて外貨を準備して、外貨の米ドルで海外ETFを買います。為替手数料は円決済より安くすることができます。
- 海外ETF購入のため、円からドルに両替する
- 住信SBIネット銀行の米ドルの外貨積立
- 海外ETFの買付のために米ドルを外貨積立
- SBI証券から外貨を即時入金する(無料)
- 定期自動入金サービス
- SBI銀行の外貨積立は低コストで便利
海外ETF購入のため、円からドルに両替する
円からドルへの両替で最も手数料が安いのはSBI FXαで、片道0.5銭になります。
ただし、レバレッジ1倍で1万ドル以上の金額を両替するので、1ドル110円の時は1回で110万円以上の両替をする必要があります。
100万円以下の両替はSBI証券の外貨積立を利用すると、片道3銭の為替手数料で安く、ドルコスト平均法も使えて、便利です。
海外ETFを買うために、SBIネット銀行で米ドルの外貨積立を始めてみました。
住信SBIネット銀行の米ドルの外貨積立
外貨普通預金や外貨定期預金ではなく、外貨積立(右上のみどり枠)なので注意。
慣れないと、どれが何かわかりませんので、始めは慎重にいきましょう。
2022年7月から、外貨積立は為替コストが米ドルで3銭になりました。ただし、片道の3銭なのは米ドルの外貨積立だけなので注意です。
毎日、毎週、毎月から日本円で外貨の購入金額を入力します。
円安になれば少なく、円高になれば多く外貨を買えるので、ドルコスト平均法が使えます。
1ドルのレートが何円までと上限を決めることができるので、想定外の円安の場合は買付を中止、ストップしてくれます。
外貨積立の注意事項
・ 通貨あたり最大5契約まで
・ 買付予定日の4:00以降に申し込みは、次回買付予定日から買い付けが実行
・ 購入上限レートの判定レートは、当社外貨預金における買付日の8:30の為替レート
・ 購入上限レートは設定・変更の11ヵ月後の月末に解除される。解除されたら、改めて設定する必要がある
・ 1回あたりの買付金額は500円以上、1回あたりの買付金額と増額月の金額の合計は5,000万円未満
海外ETFの買付のために米ドルを外貨積立
今回は1か月ぐらい外貨積立をした後に海外ETFを買う予定なので、毎日、2万円、上限レートは113円に設定しました。
ところが、設定した翌日に履歴を確認すると、買付初日は不成立で買付されませんでした。
その理由は、SBI銀行の円普通口座に残高がゼロだったからです。
当たり前ですが、SBI銀行の円普通口座に購入する外貨分の残高が必要です。ハイブリッド口座の残高は外貨積立に使うことができません。なので、円普通口座に入金するか、ハイブリッド預金からの振替が必要になります。
普通口座に数十万円、ハイブリッド口座から振替した後、2日目で早朝に外貨積立が成立しました。
注意事項によれば、外貨の買付は4時締切なので、その後の早朝に買付られ、為替レートは買付日8:30のレートらしいです。
外貨積立を毎日で設定すると、平日は積立されるけど、土日祝は積立されません、これは投資信託の積立設定と同じです。
もし、外貨積立をする金額は100万までとか、金額に上限があるなら、SBI銀行の円普通口座に外貨積立したい金額だけ残して、後はハイブリッド預金にしておくといいと思います。
SBI銀行の円普通口座にある分は、設定を解除するまで、そのまま外貨積立が続けられます。
SBI証券から外貨を即時入金する(無料)
SBI銀行でドル外貨が貯まったら、SBI証券サイトから即時入金の手続きをします。SBI銀行からじゃないですよ、SBI証券からの操作になります。
SBI証券のホーム画面「入出金・振替」をクリックして、左側の一列から「外貨入金」をクリックします。
1回の入金は、10米ドル以上1セント単位から入金できます。最大は1回100万通貨までです。
次に、住信SBIネット銀行のログイン画面が開きます。
SBI銀行のIDとパワードを入力すると、即時決算サービスの確認画面になります。
日本居住である。SBI証券とSBI銀行が同じ名義である。この2つのチェックを入れて、WEB取引パスワードを入力します。
SBI銀行からは振込み(出金)になるので、出金内容を確認します。
お振込を受付しました。「照会・取消(出金)」にて振込結果をご照会ください。
なお、振込処理が終了し、買付余力に反映されるまでには約30秒から1分ほどかかります。
と書かれた画面がでたら、SBI銀行からの振込み(出金)が完了したことになります。
定期自動入金サービス
2022年からはSBI銀行のドルをSBI証券に定期で自動入金してくれるサービスが始まります。SBI証券では海外ETFの自動定期積立サービスがあるので、合わせて、かなりドルを使っての海外ETFの積立投資が自動化されました。
SBI銀行の外貨積立は低コストで便利
住信SBIネット銀行から出金した外貨は、1分後にはSBI証券の買付余力に反映されるので、即時かつ無料で外貨はSBI銀行からSBI証券に移動できます。
ただし、操作は簡単ですが、SBI証券から行う外貨の入金指示は手動です。(SBI銀行にとっては外貨の出金指示です)
SBI銀行の外貨積立は、普通預金口座に残高がある限り、自動で積立を続けてくれます。(ハイブリッド口座の残高は外貨積立に使えません)
米ドルなら為替コストが片道3銭ですばらしい低コスト、自動積立でドルコスト平均法も使えて簡単で便利です。
ただし、購入上限レート(〇円まで円安になったら買付ストップ)は、設定から11ヶ月後に解除されるので、約1年に1回は再設定が必要。
円と外貨の為替相場は変動があるので、上限レートの見直しは年1回ぐらいはやったほうがいい、という配慮だと思います。
SBI証券で買付余力に反映されたら、海外ETFのドル決済での購入の準備ができたことになります。
次に、海外ETFを米ドルの外貨決済で買ってみた記事はコチラ↓